ローソンのドーナツはダイエット中もOK! 管理栄養士が選ぶコンビニおやつは?
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
ダイエット中でも「おやつ」はOK! その理由とは?
ダイエット時に頭を悩ませるのが「間食問題」。減量のために食事量を減らしていると、どうしてもおなかが空いておやつを食べたくなってしまうことも……。そこで今回は管理栄養士の猪坂先生に上手なおやつの食べ方を教わりながら、コンビニで購入できる低カロリーおやつを5つピックアップしてもらいます。
――ダイエット中なのにどうしても小腹がすいて、おやつに手が伸びてしまうんですよね……。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) おやつには、朝昼夜の3食では不足する栄養を補うという意味もあります。そのため「ダイエット中だから食べてはいけない」と思わなくて大丈夫ですよ!
むしろ過度な我慢はストレスにつながり、逆に食べたい気持ちが高まってしまうこともあるので、適度におやつを楽しむほうがいいと思います。
――カロリーはもちろん気にしたほうがいいですよね?
猪坂 そうですね。高カロリーなものをたくさん食べてしまうと、当然ですが太りやすくなってしまいます。
そういった観点から、まずダイエット中におすすめするおやつは、筋肉の材料となるたんぱく質や、代謝をスムーズにしたり健康な体の維持に役立ったりするビタミンやミネラル、ポリフェノールなどを含むものですね。
そして避けたほうがいいものは、糖質や脂質が多すぎるものです。特に、糖分たっぷりの甘い飲み物は血糖値を急上昇させてしまうので、「どうしても飲みたい!」というとき以外は控えましょう。
――ダイエット中のおやつの食べ方にコツはありますか?
猪坂 食べる時間は、脂肪蓄積を促進する遺伝子であるB-MAL1の分泌が少なくなる午後2~4時くらいのタイミングがおすすめです。
この遺伝子は、午後6時以降は増え続けていくため、夜におやつを食べるのは極力避けるのがいいでしょう。また、夕方くらいにおやつでおなかを満たしておくと、夕食の食べすぎを防止できるというメリットもあります。
量としては、ダイエット中なら1日100kcalくらいまでを目安とし、多くても200kcal以内にするのがおすすめです! そこで、今回はコンビニで手軽に買えるおすすめの低カロリーおやつを5つ紹介したいと思います。
コンビニで買えるダイエットおやつ(1)
セブン-イレブン「きみだけのプリン」(192円/税込、以下同)
猪坂 1つめはセブン-イレブンの「きみだけのプリン」です。
プリンは卵と牛乳でできているスイーツなので、たんぱく質をとることができます。比較的栄養を補いやすいものだといえますね。
卵は卵黄(黄身)と卵白に分かれますが、卵黄のほうがたんぱく質の量が豊富です。セブンの「きみだけのプリン」は、卵黄をメインに使用しているため、その分たんぱく質の含有量が多めになっています。それなのにカロリーは142kcalと150kcal未満なので、優秀なスイーツです!
コンビニで買えるダイエットおやつ(2)
ローソン「ブランの焼きチョコドーナツ」(158円)
猪坂 ドーナツや焼き菓子は、ダイエット中は絶対にNGというイメージもあるかもしれませんが、ローソンの「ブランの焼きチョコドーナツ」なら1包装当り154kcalなので、罪悪感なく食べられると思います。
一般的なドーナツは油で揚げているため脂質が多く高カロリーですが、このドーナツは焼いて仕上げているためその分低脂質です。
「揚げていないと物足りないのではないか」と思う人もいるかもしれませんが、チョコレートの風味を足すことできちんとコクが出てるんですよ!
また、食物繊維の多いブラン(小麦の表皮部分)が配合されているため、便通改善も期待できるかもしれませんね。