ドラマ「SNS熱量」ランキング

『特捜9』フジのドラマとまさかのネタかぶり――春ドラマ「SNS熱量」ランキングワースト編

2023/05/31 19:56
サイゾーウーマン編集部
『特捜9』フジのドラマとまさかのネタかぶり――春ドラマ「SNS熱量」ランキングワースト編の画像1
写真ACより

 ドラマの内容がどれほど視聴者の心に響いているのかは、視聴率の数字だけで判断できるものではありません。そこで、「Yahoo!リアルタイム検索」を参考に、プライム帯の各ドラマに関するツイート数(放送時間中)をサイゾーウーマン編集部が独自で集計し、“視聴熱”ランキングを作成。今回は番外編として、ツイート数が少なく盛り上がりに欠ける作品を、ランキング形式でTwitter上の声と共に紹介します(集計期間5月22日~28日)。

1位:『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)第6話

 最もツイート数が少なかったのは、5月27日に放送された坂口健太郎主演『Dr.チョコレート』第6話。右腕を失った「Teacher」と呼ばれる闇医者・野田哲也(坂口)と、暗殺された天才心臓外科医の娘で、自身も天才的な手術テクニックを有し「Dr.チョコレート」と呼ばれる10歳の少女・寺島唯(白山乃愛)の2人が、個性的な面々が揃った医療スペシャリスト集団「チョコレート・カンパニー」と一緒に、ワケあり患者たちの命を救うこの作品。

 今回は、唯の両親を殺害した謎の集団「め組」と関係を持つ俳優・西崎竜人(井上想良)と、その交際相手である女優・葉山えりか(青島心)がバイクデート中に事故を起こし、チョコレート・カンパニーが救う……という内容だった。Twitter上では以前から、10歳の少女が手術の天才という設定に疑問の声が上がっている同作だが、6話ではDr.チョコレートの正体を明かそうとする新聞記者・奥泉渚(西野七瀬)が、「俺は医師免許を持ってるだけの役立たずなんですよ」と自虐する野田に背中から抱き着くという唐突なロマンスシーンに、戸惑った視聴者が多かったよう。「このドラマに恋愛要素は必要ない」「急展開でついていけない」といった意見が出ていた。

2位:『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)第7話

 2位となったのは、5月25日に放送された桐谷健太主演『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第7話。コンプライアンスを歯牙にもかけない元体育教師の“情熱系”刑事・仲井戸豪太(桐谷)を中心に、刑事と検事、そして判事(裁判官)たちの群像劇が描かれる。

 今回は、仲井戸のバディである刑事・目黒元気(磯村勇斗)が以前取り調べした被疑者が、起訴後に容疑を否認。彼の担当弁護士・松平修二(神保悟志)は、目黒が強引な取り調べで自白を強要したと主張したため、検察側の証人として出廷することに。裁判では目黒が恋心を抱く判事・諸星美沙子(吉瀬美智子)が裁判長を務め、彼女の元カレである検事・二階堂俊介(北村有起哉)と共に裁判を戦うという内容だった。


 二階堂に呼び出され反対尋問に備えて練習をする目黒だったが、2人は諸星をめぐる個人的な感情を爆発させる。仕事にもかかわらず私情をぶつけ合う二階堂と目黒の姿に、Twitter上の視聴者からは「二階堂さん、見ていて気持ち悪かった」「仕事に私情を挟むのは良くない」などのツッコミが多く見られた。

3位:『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)第7話

 3位は、5月24日に放送された芳根京子主演『それってパクリじゃないですか?』第7話。奥乃桜子氏の同名小説(集英社)を原作とし、飲料メーカー「月夜野ドリンク」で、開発部門から知的財産部に転属になった女性社員・藤崎亜季(芳根)が、親会社から出向した知的財産のプロである上司・北脇雅美(重岡大樹)と、トラブルを解決していく姿を描く作品だ。

 今回は、今宮食品から月夜野ドリンクに特許を2000万円で買ってほしいというオファーが届く。実際にその技術は月夜野ドリンクの商品に使われていることがわかるも、北脇の判断で購入しない決定をしたところ、販売店に対して「月夜野が特許を侵害している」とのビラが配られる……という内容だった。

 結局、今宮食品は特許関係でさまざまな訴訟を起こしている “パテントロール”と呼ばれる悪質な企業で、他の企業の特許を侵害していたことが判明。そして、侵害された企業から特許を買い取った月夜野ドリンクが反転攻勢に出るという結末に。内容自体はスカッとする展開だったが、同ドラマには放送当初から、藤崎のオドオドしたキャラクターについて「社会人として共感できない」など否定的な声があり、引き続き「相変わらず見ていてイライラする」などの声が出ていた。

4位:「特捜9」(テレビ朝日系)第8話

 4位となったのは、5月24日に放送された井ノ原快彦主演の『特捜9』第8話だった。主任・浅輪直樹(井ノ原)を中心とした警視庁捜査一課特別捜査班の面々が、さまざまな難事件を解決する同ドラマ。今回は、都内のニュータウンに住む小学生が下校中に誘拐され、父親に身代金500万円を要求する事件が発生。


 捜査を進めると複数の怪しい人物が浮上したものの、少年時代にこのニュータウンで暮らしていた浅輪が、誘拐された少年の部屋から鉄の輪を発見。それをヒントに、自身も遊んでいた“秘密基地”である資材置き場で少年を見つけ、「両親の不仲を解決したい」という理由から、少年自身が自作自演の狂言誘拐を行ったことが発覚した。このストーリーにTwitter上では、「あまりにベタすぎるオチ」「途中から結末が見え見えだった」など、期待外れとの声が出ていたのだった。

 ちなみに、5月29日に放送された天海祐希主演の『合理的にあり得ない 探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)でも、別の黒幕が存在したものの、子どもが自作自演の狂言誘拐を起こすという展開があったため、ネット上では「『特捜9』とまさかのネタかぶり」「この結末はもう新鮮味がない」などの声が噴出。視聴者を飽きさせないためにも、新鮮味のあるストーリー展開を期待したいところだ。

参考:「Yahoo!リアルタイム検索」https://search.yahoo.co.jp/realtime

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最終更新:2023/05/31 19:56
無理にロマンス入れなくていいよ