『ズムサタ』『ポップUP!』に“ゴリ押し”も、話題にならない女性タレントとは?
テレビや芸能界ではいまだに堂々とまかり通っているタレントの“ゴリ押し”。だが、業界関係者によると、「そこまでしても人気に結びつかないタレントは少なくない」という。
「最近でいうと、国本梨紗が挙げられます。世間的にはそこまで知名度はありませんが、“テレビ村”の業界人には一応、名の通ったタレント。大手芸能事務所・アミューズ所属で、日テレと懇意にしているようです」(テレビ業界関係者)
確かに、『ズームイン!!サタデー』(以下、『ズムサタ』)や『秘密のケンミンSHOW極』『ダウンタウンDX』『踊る!さんま御殿!!』など、日本テレビ系の番組によく出ている印象だ。
「国本はアミューズのオーディションに合格後、高校生タレントとして活動。2021年9月に『ズムサタ』の月間お天気キャスターに選ばれ、好評だったため22年1月からレギュラー出演しています。昨年9月に『ラヴィット!』(TBS系)で伊豆シャボテン動物公園のロケをした際には、クジャク相手にセクシーダンスを発揮したり、志村けんさんの顔まねをするなど強心臓ぶりを見せて、野性爆弾・くっきー!から『どういうジャンルの人なん?』と驚かれる場面がありました」(芸能ライター)
とはいえ、露出が多い割にブレークには至っていない。
「キャラが今いち定まっておらず、どの番組に出演してもあまり爪痕を残せていません。今年4月の『ダウンタウンDX』では、生まれ故郷の長野県・白馬村のことや上京したときのエピソードを話していましたが、周りの芸人のトークにのまれ、存在感が薄れていましたね」(同)
戦隊ヒーローもの出身の女優・工藤美桜も、ゴリ押しの効果があまり出ていないようだ。
「『魔進戦隊キラメイジャー』(テレビ朝日系、20年3月~21年2月)のキラメイピンク/大治小夜役で知名度をあげた彼女は女優活動を本格化し、加えてグラビア活動も展開中。新人の売り込みにも力を入れているプラチナムプロダクションに所属しており、特にフジテレビに顔が利いているようです。まだそこまで実績がないのに同局の『ポップUP!』の曜日レギュラーに抜擢されたり、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』にも仕掛人として出演しています」(前出・テレビ業界関係者)
女優としては、月曜夜10時枠で放送中のドラマ『合理的にあり得ない 〜探偵・上水流涼子の解明〜』第1話に出演し、髙嶋政伸演じる悪徳不動産ブローカーの秘書兼愛人役を演じていた。工藤は同枠で昨年1月期に放送された浜辺美波主演の『ドクターホワイト』第2話でも“あざとい秘書”役を務めており、「 “悪女”キャラで売り出そうとしているのかもしれません」(同)とのこと。
どれだけメディアに露出したとしても、それが人気度と比例しないのが芸能界。いかに視聴者に刺さるか、彼女たちの今後を見届けたい。