『水曜日のダウンタウン』視聴者から「BPO案件」「やりすぎ」と苦情受けた企画とは?
さまざまな“説”を提唱し、検証していく人気バラエティ『水曜日のダウンタウン』(TBS系、以下『水ダウ』)。オンエア内容をめぐり、ネット上で物議を醸すことも少なくない番組だが、4月19日放送回では、芸人が恐怖によって嘔吐する展開に視聴者から「やりすぎ」と苦言が寄せられた。
今回の放送では、「今日から配属された新人マネージャーと名乗る男と2人で山奥のロケ先に向かってる途中、本当のマネージャーから電話がかかってきて『そんなヤツ知らない』と言われたらめちゃ怖い説」を提唱し、お見送り芸人しんいち、ちゃんぴおんず・日本一おもしろい大崎、コンピューター宇宙・はっしーはっぴーで検証。ターゲットの3人はそれぞれ何も知らず“偽マネジャー”の車で山奥へ連れていかれ、本当のマネジャーの連絡を受けてパニックに陥る……というVTRが放送された。
「そんな中、最後のターゲットだったはっしーは、新人マネジャーが偽物だと気づくと取り乱し、『ヤバい、ヤバい』『ちょっと待ってください、ごめんなさい』と混乱しながら、『待って、気持ち悪い』とえずいていました」(芸能ライター)
その後も、呼吸を荒くしながら「ヤバい、手が痺れてきた」と訴えていたが、スタジオでVTRを見ていたシソンヌ・長谷川忍は「ウソつけよ」と笑い、ダウンタウン・松本人志も「何なん? コイツ」「仮病を使ってんのか……」と、はっしーの言動を“解放されたいがための演技”と疑っている様子だった。
「しかし、次第に『まだ死にたくない』『頭が回んない』などと口にするほど追い詰められたはっしーは、走行中の車の窓から外に向けて嘔吐。スタジオメンバーは一瞬驚いてはいたものの、爆笑していました」(同)
この展開に、ネットユーザーからは「吐いてるのに、心配するより先に笑うのか」「過呼吸から手足が痙攣して救急車で運ばれたこともある自分としては、なんか悲しかった」「恐怖で吐いちゃうまで追い詰めるのはやりすぎ」という苦言が寄せられ、中には「BPO案件では?」と、放送倫理・番組向上機構の審議の対象になる可能性を指摘する書き込みもみられた。
「ちなみに『水ダウ』では、2020年8月放送回で『農家に勧められたらどんなものでも皮ごといっちゃう説』を提唱・検証した際、パンサー・尾形貴弘が固い皮ごとパイナップルを食べさせられ、無理やり飲み込んだ結果、嘔吐してしまう場面も。その時も、ネット上には『苦しそうで危険だった』『農家の人まで気の毒』といった批判が続出していました」(同)
今回、はっしーはネタばらしされると安堵し、笑顔も見せていたが、「笑えない」と感じた視聴者は少なからずいたようだ。