「牛角」は牛レバーとねぎ塩豚カルビが◎! 管理栄養士のおすすめメニューは?
――カロリーが気になる人におすすめのサイドメニューも教えてください。
猪坂 お肉ばかりを食べ続けることにならないよう、先に「チョレギサラダ」(レギュラー/649円)で食物繊維を摂り、おなかをある程度満たしてあげることも重要です。
また、お肉を「サンチュ」(605円/10枚)で巻いて食べるようにすることで、食物繊維を補給できるため、余分な脂の摂取を抑えることができます。
「辛もやし」(275円)もおすすめです。もやし自体が低エネルギーであることに加え、辛み成分であるカプサイシンは、体内に入るとアドレナリン分泌を促進することで、脂肪代謝などのエネルギー代謝を促進してくれます。
「わかめスープ」(429円)も脂質や糖質が少ないため低エネルギーです。食事の最初に温かい汁物を摂取すると食欲も落ち着くため、前半にわかめスープを食べておくと、高カロリーなお肉の食べすぎを予防できるでしょう。
「牛角」おすすめ健康メニュー(3)
お酒にお供には「ねぎ塩豚カルビ」&「甘辛温玉やっこ」
――「焼肉」に行くとやっぱりお酒が飲みたくなります! アルコールと一緒に食べるならどのメニューがいいか教えてください。
猪坂 アルコールにもエネルギーがありますので、お酒を飲みながら焼肉を食べるときは、その分おつまみから栄養を摂りすぎないようにすることが大切です。
おすすめのメニューはやっぱり、「チョレギサラダ」「わかめスープ」、「牛レバー」などの脂質の少ないメニューですね。
またアルコールを分解するときにはビタミンB1も消費されますので、ビタミンB1を含む「ねぎ塩豚カルビ」(616円)を選ぶのも良いですね。
特に、ねぎに含まれる「アリシン」はビタミンB1の吸収を促進してくれるため、豚肉とねぎを一緒に摂ると吸収率アップが期待できます。ただし、前半でもお伝えしたようにカルビは脂が多いので、食べすぎないように注意してみてください。
脂の摂りすぎを抑えたい人には、同じくビタミンB1を含む枝豆や豆腐を摂取できる、サイドメニューの「枝豆」(275円)や「甘辛温玉やっこ」(539円)がおすすめです。
さらにお酒を飲む分、締めとしてクッパや冷麺などを食べる場合は、お米や麺の量を少なめにしてもらうことで、トータルの摂取エネルギーを調整すると良いでしょう。
こうして見ると牛角は、たんぱく質やビタミン・ミネラルの補給に役立つメニューが豊富ですね!
お肉ばかりを食べすぎると栄養が偏るので、サラダやナムル、スープなどを一緒に食べるようにし、健康維持に必要な栄養を摂りながら、焼肉を楽しむようにしてみてください。
猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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