「マッチングアプリでの浮気」を告白されドン引き! 距離感がおかしいママ友との付き合い方
ママ友はほしいけれど、積極的に付き合うのは苦手――そういうママは多いのではないだろうか。ママ友は、学校や職場などの同じコミュニティで過ごした経験がないため、価値観も年齢もバラバラな場合がほとんど。たまたま知り合ったママ友と、子どもを抜きにしても仲良くなれるなんてことは、実はかなり稀だと思う。
しかし、中には、ママ友と密な関係を築きたい人も存在する。例えば、日常の出来事を頻繁にLINEしたり、悩み事を何でも共有したり、頻繁に家へ遊びに行こうとしたり……まるで、学生時代の親友のような付き合いを相手に求めるタイプだ。これは筆者の所感だが、こういうタイプは、ママ友が困っていることにまで考えが及ばず、お誘いも自分主体で、「私が行きたい場所」を提案することが多い。そんな自分中心のママ友に振り回されたことがある人もいるのではないだろうか。
ママ友付き合いと一口にいえど、人によって、相手とどういう距離感で接したいかは異なるはず。だからこそ、相手に合わせるのではなく、自分から「これ以上は、入ってこないでほしい」という境界線をはっきり提示したほうがいい。空気を読まない相手には、「それは無理」とはっきり伝えなければ理解してもらえないように思う。
よく「夫の職業や年収を聞いてくるママ友に困っている」という話を耳にする。これも、言いたくないのなら、あいまいに答えずに「そういう話はしない」ときっぱり断るべきだろう。最初に、「ママ友だけど、友達ではない」という姿勢を相手に見せることは、心情的につらいものがあるけれど、付き合いが始まってから、ずけずけとなんでも聞いてこられるよりは楽なはずだ。
今回のケースは、知美さんが佑子さんをママ友であると同時に、店の客と認識していたがため、強い物言いができなかったことが、2人の関係性に悪影響を及ぼしてしまった。ただ見方を変えれば、お店という場所なのだから、身内のように居座る佑子さんに対して、きっぱりと「もう閉店時間なので」と伝え、「距離感を見誤らないでほしい」という意思表示をしてもよかったのではないだろうか。
新生活が始まり、また新たなママ友付き合いがスタートする中、「何事も最初が肝心」という意識で、ストレスを感じないママ友との距離感をつかんでほしいものだ。