3月から紫外線対策を! 小田急百貨店の“傘のプロ”が、日傘の選び方を解説
――ショート傘、二つ折り傘、ミニ傘と、形状は3種類あるかと思いますが、新宿店の売れ筋商品はどういったタイプになりますか?
河地 細めで軽く持ち運びがしやすいという点から、傘を三つ折りの形で収納するミニ傘タイプが人気で、特に先ほど挙げた「サマーシールド」や「フワクール」製品がよく売れています。実際に私も「サマーシールド」の日傘を使っているのですが、それまで使っていた一級遮光ではない製品と比べると、涼しさの度合いが全く違いましたね(笑)。
あとはお客様の好みにもよりますが、「持ち手がついているほうがいい」「すぐにたためるものがいい」という方や、「日傘を持つのが初めて」という方には、こちらの「楽折」タイプの晴雨兼用傘をおすすめしています。
ほかの製品ですと、傘を閉じて骨の部分を折り返さなければいけないのですが、楽折タイプは閉じて折り目を整えて巻きつけるだけでいいので、簡単にたためるんです。また、傘袋がついていないタイプもあるので、わざわざしまう手間も省けますし、なくす心配もありません。急な雨でも対応できるので、1本持っておくと便利だと思いますよ。
日傘選びのコツ
――こうして見ると、本当にたくさんの種類の傘がありますが、日傘選びのコツはありますか?
河地 さまざまなタイプの日傘を取り揃えていますので、まずは、お客さま自身に「こういう日傘を買うぞ」というイメージを持ってご来店していただきたいですね。デザイン重視か機能性重視か、どれか一つ譲れない軸があると、その中で「かわいい系のデザインがいい」「ストライプの水色系がいい」など、ご要望に合わせて私たちがお客様に合った商品をピックアップいたします。
例えば、毎日の通勤で使われる方でしたら、電車での移動も多いと思うので、開閉が簡単な「クイックアーチ」と呼ばれるものか、先ほどご紹介した「楽折」、軽量の「ミニ傘」をおすすめするなど、お客様の生活スタイルや使用するシチュエーションなどもお聞きしながら商品のご案内をいたします。
また、この売り場が婦人服飾雑貨になってしまうのでお取り扱いは少ないものの、60cmの大きめサイズの男性用と、50~55cmとやや小さくなりますが、落ち着いたデザインのユニセックスの商品もご用意しています。傘選びに迷った際は、ぜひお気軽にお声がけください。