芸能
ポンコツすぎる家康

『どうする家康』松本潤演じる家康は、なぜ“無能キャラ”なのか?

2023/03/05 15:00
サイゾーウーマン編集部
写真ACより

 2月26日に放送された松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』の第8回。松本演じる家康が取った行動に、視聴者からツッコミが続出した。

 フジテレビ系の人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』シリーズなどで知られる古沢良太氏が脚本を手掛けた同作は、江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康の生涯を新たな視点で描いている。

 第8回では、松平(のちの徳川)家康(松本)が領地である三河の一向宗から年貢を取り始めることに。しかし、門徒たちが納められた年貢を取り返した上、家康が送った使者を斬り殺してしまうという事件が発生。激怒した家康が下手人を差し出さなければ寺に討ち入ると脅しをかけると、門徒たちは蜂起して一揆を起こす――という内容だった。

「松平家の家臣にも一向宗の門徒は多く、一揆に加勢する人物が多く現れることに。さらに、門徒たちは鉄砲も所有している上に、有能な軍師が付いているとみられ、松平軍は鎮圧に苦戦。この結果に、『敵の大将は坊主だろうが!』など、いら立ちを隠せない家康でしたが、これを機に家臣たちの謀反が重なり、三河は泥沼の内戦状態となってしまったんです。この展開に、家康が『なにゆえ、皆わしを裏切るんじゃ。わしは一生懸命に頑張っておるのに』とボヤくようなシーンもありました」(芸能ライター)

 その後、妻・瀬名(有村架純)にたびたび諫められるも、聞く耳を持たなかった家康は、手勢を率いて自ら出陣。しかし、先導していた家臣・土屋長吉重治(田村健太郎)の罠にかかり、鉄砲を持った門徒たちに取り囲まれる事態に。銃撃された家康は取り囲まれて槍に刺されそうになったが、間一髪のところで長吉が覆いかぶさり、代わりに刺され難を逃れた。

「その後、敵の軍師が以前に瀬名を今川家から奪還する際に活躍した家臣・本多正信(松山ケンイチ)であることが発覚するラストでした。しかし、さまざまな行動が裏目に出た上、自ら敵陣に向かい、危険な状態に陥った家康に対して、ネット上では『今回も無能さがキツすぎる』『まったく感情移入できない』といったツッコミが多く出ていました」(同)

 今回のツッコミどころに加え、同ドラマは「家康の影が薄い」との指摘がされている。

「1月6日の初回放送後には、岡田准一演じる織田信長の存在感が話題になったほか、2月5日の第5回では、本多正信(松山ケンイチ)と服部半蔵(山田孝之)コンビの軽妙な掛け合いが、『面白かった』『このタッグ、すごすぎる』などと大反響を呼びました。それに比べ、松本演じる家康が注目を浴びる機会は確かに少ないです」(同)

 あえて家康の“無能キャラ”を印象づけることで、「覚醒した時の姿を際立たせる効果を狙っているのかもしれない」(同)というが、有能な家康を期待する一部の視聴者は、あまりの情けなさに困惑しているようだ。

サイゾーウーマン編集部

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最終更新:2023/03/05 15:00
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