「大戸屋」栄養たっぷり定食ランキングベスト5! 管理栄養士が選ぶ第1位は?
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
栄養士が「大戸屋」を激推しする理由とは?
栄養バランスの良い食事を手軽に食べられるチェーン店といえば、豊富な定食メニューを取り揃える「大戸屋」です。
ところが、ここにきて鳥インフルエンザによる鶏卵不足により、2月15日から人気メニュー「大戸屋風チキン南蛮」の販売休止が決定しました。昨年から各チェーン店が値上げラッシュに見舞われるなど、ネガティブなニュースも多いですが、こんなときこそ外食産業を応援したい!
ということで、今回は大戸屋の“栄養バランス”に注目して、栄養士の猪坂先生がおすすめメニューをランキング形式で発表します。
――多くの外食チェーン店の中でも、特に「栄養バランス」の面で優れていると感じるお店はどこでしょうか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) やはり、真っ先に浮かぶのが「大戸屋」ですね。大戸屋の良い点は、サラダやおひたし、汁物など、野菜や海藻を使ったメニューが豊富であるという点です。外食が多くて野菜不足になりがち……という人には特におすすめしたいお店です。
また、定食のご飯を自分の好みにアレンジできる(種類は五穀ご飯と白ご飯から、量は少なめ、普通盛り、大盛りなどから選べる)のも便利です。人によって必要な食事量は異なりますので、こういった調整ができると食べすぎを防止できていいですよね。
――では大戸屋の中から、特に「栄養たっぷりメニューベスト5」を選定してもらいたいと思います。さっそく第5位からお願いします!
「大戸屋」栄養たっぷりメニュー第5位
「ばくだん丼」(890円 以下、定食の場合/税込み価格)
猪坂 まず5位はまぐろや納豆、卵、アカモク、オクラ、山芋などがトッピングされた「ばくだん丼」です。脂質が少ないため1食490kcal(五穀ご飯の場合)と低カロリーですが、たんぱく質はきちんととれる優秀なメニューです。
外食は味の濃いものが多く、塩分の摂りすぎにつながりやすいものですが、このメニューは比較的控えめなのも推せるポイント!
納豆や山芋、 オクラなどのネバネバ食材は腸内環境を整えてくれるため、便秘が気になる人は試してみてもいいかもしれません。
ただしこのメニューは、今回ご紹介するほかの定食と比べると野菜の量がやや少なめなので、サイドメニューからほうれん草の胡麻和えなどをプラスすると、より栄養バランスが整いますよ。気軽にサイドメニューを足せるというのも、大戸屋の魅力的なポイントですね。
「大戸屋」栄養たっぷりメニュー第4位
「茄子と豚のコク旨味噌炒め定食」(950円)
猪坂 やっぱり外食が続くと野菜不足が心配になる人もいるのではないでしょうか。そこで、4位に選んだのが「茄子と豚のコク旨味噌炒め定食」。
とにかく野菜の量が232gとたっぷりなのが推せます! 1日に摂ると良いとされている野菜の量は350gですので、このメニューを食べると、1食でその2/3近い量を補えるということ。
また、豚肉には糖質の代謝をスムーズにしてくれるビタミンB1が豊富なので、疲労回復にも有効です。野菜不足を解消したい時や、疲れている時などに食べたいメニューといえるでしょう。