平野紫耀は称賛も――「ichiban」振付師の「私がキンプリを変える」発言が物議醸す理由
ダンサーで振付師のRIEHATA氏が、2月28日に放送されたドキュメントバラエティ『セブンルール』(フジテレビ系)に出演。King&Prince(以下、キンプリ)の高橋海人と平野紫耀がVTRで登場し、同氏の仕事ぶりについて語る一幕があった。その中で、RIEHATA氏がメンバーらに「私がキンプリを変える」と宣言していたことが判明し、ファンの間で物議を醸している。
韓国のボーイズグループ・BTS(防弾少年団)の楽曲の振り付けを手掛けるなど、世界的に活躍しているRIEHATA氏。キンプリの4thアルバム『Made in』(2022年6月発売)に収録されている「ichiban」の振り付けも担当し、大きな注目を集めた。同曲はキンプリの公式YouTubeにMVがアップされるやいなや、ハイレベルなダンスが話題に。SNS上では、「踊ってみた」動画も流行した。
「キンプリは、2018年5月にシングル『シンデレラガール』をリリース。グループ名にぴったりな王子様ふうの衣装を着こなし、華々しくCDデビューを果たしました。当時は“王道アイドル路線”を突き進んでいた印象です」(ジャニーズに詳しい記者)
一方、『セブンルール』では、キンプリについて「RIEHATAの振り付けにより、“踊れるアイドル”を印象付けた」と紹介。コメントを求められた高橋は「やっぱ、王道アイドルっていうとこから抜け出したいっていうか。“もう1個、武器増やしたい“っていうのは、ずっと思っていて。(RIEHATA氏に)『自分たちもダンス頑張ってるんです』って言ったら、『えっ、私にやらせてほしい!』って。『私がキンプリを変えるから』みたいなこと言ってくれて……」と明かしていた。
「キンプリは昨年大みそか放送の『第73回NHK紅白歌合戦』でも『ichiban』を歌唱。メンバーの平野、岸優太、神宮寺勇太は今年5月22日をもってグループを脱退することがすでに発表されていたため、これが“5人で最後の『紅白』”となったわけです。キレキレのダンスを披露し、パフォーマンス力の高さを見せつけていました」(同)
なお、RIEHATA氏は昨年11月リリースのシングル曲「ツキヨミ」の振りも考案。同曲でキンプリは「ichiban」を超える高難度ダンスにチャレンジし、彼らを評価する声がさらに高まった。
平野は『セブンルール』内で、「『ツキヨミ』っていう曲に関しては、アフリカのほうのノリを取り入れたりとか。そういう新ジャンルなものを現代の曲に混ぜるっていうのが、スゴい上手だなって。リエさんの思考回路じゃないと、『これを入れよう』とはならない」とRIEHATA氏の才能に感服していた。
そんな中、一部のファンは、高橋の「私がキンプリを変えるから」という一言が引っかかったよう。ネット上には「キンプリはジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)が作った最高のグループ。なんで出会ったばかりのよそ者が『私がキンプリを変える』と言えるのか。図々しい」「自分が今まで応援してきた“ジャニーズアイドルのキンプリ”を否定された感じがした」「確かに素晴らしい振り付けでキンプリのカッコよさを引き出しくれたけど、『私が変える』って何? モヤモヤする」と否定的な意見が噴出している。
しかし、対照的に「RIEHATAさんのおかげでキンプリの才能がたくさんの人に知れ渡ったから、感謝しかない」「『ichiban』を見て、キンプリってあんなにダンスが踊れるんだと思った人もたくさんいると思う。RIEHATAさんとの出会いに感謝」「キンプリが“踊れるジャニーズ”だという印象が付いて注目されるようになったことは、メンバーの自信につながっていたと思う。RIEHATAさんはキンプリの歴史において欠かせない存在」と好意的な感想も相次いでいる。
「なお、RIEHATA氏本人は密着取材中に『私は振り付けすることを「出産」っていうふうに考えるんです』『人の人生が懸かってるわけですから。BTSだったり、3分で彼らの人生が決まるじゃないですか。まったく私がそのアーティストを愛さずに、いいものなんか作れないから。100%というよりも、もう(自分の)すべてを注いでる感じ』などと述べていました。キンプリの場合も、メンバーのダンスに対する熱意を知ったからこそ、『私がキンプリを変える』と感じたのではないでしょうか」(同)
5人での活動期間は残りわずか。デビュー当時の王子様路線から激しいダンスパフォーマンスまで、さまざまな魅力を見せてほしいものだ。
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