『相棒21』視聴率3割減、TVerも苦戦……「昔はよかった」評続出で終焉に現実味
水谷豊が主演を務める連続ドラマ『相棒season21』(テレビ朝日系)の第16話が2月8日に放送され、世帯平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。この調子が続けば、前シーズンの全話視聴率を下回る可能性もありそうだ。
今シーズンでは、初代相棒を務めた亀山薫役の寺脇康文が約14年ぶりに登板。多くのファンが歓喜し、初回は17.3%の高視聴率を記録していたが、現時点での期間平均視聴率は13.3%と、前シーズンの全話平均13.5%を下回っている。
「第8話と第12話で10%台まで落ち込み、第13話以降に12~13%台まで回復するも、最新話にあたる第16話で11%台までダウンしてしまった。初回と最新話の視聴率を比べると、実に3割減。さらに、視聴者の年齢が高めなせいか『TVer』での再生数もイマイチのようで、プライム帯で放送中の連ドラのお気に入り数では、『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)、『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)に次ぐワースト3位。早くも“亀山効果”が失われたということでしょうか……」(テレビ誌記者)
亀山が復帰したことで、登場人物の心情が丁寧に描かれるようになったと評判の今シーズン。ネット上では、「亀山のおかげで、昔の『相棒』の雰囲気が戻ってきた」と喜びの声がある一方で、「脚本がつまらなくなった」とネガティブな書き込みも目立つ。
「シリーズが長く続くと、『昔は面白かった』という声が増えるのも仕方がない。ただ、最近は放送回によって“当たり外れ”が大きい印象は否めず、視聴者が脱落する一つの原因になっている可能性があります」(同)
『相棒』といえば、昨年11月8日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が劇場版の新作に関する“ビッグプロジェクト”について報道。
記事によると、水谷が“歴代の相棒が全員登場する映画を作りたい”と希望しており、3代目相棒・甲斐享役を演じた元俳優・成宮寛貴も含めてスタッフが出演交渉していると伝えていた。
「水谷としては、『相棒』が人気なうちに、大団円でシリーズを終了させたいという思いもあるでしょう。一部週刊誌では、継続説も報じられていましたが、今シーズンの視聴率の下落率をみる限り、シリーズ終焉説が現実味を帯びてきたと思えてなりません」(同)
テレ朝が誇る高視聴率ドラマとして、長年続いてきた『相棒』。やはり、うわさ通り、終了が近いのだろうか。