冬ドラマ“脱落率”ランキング――北川景子の月9『女神の教室』は視聴率4割減!
冬ドラマもいよいよ後半戦。今期は大石静氏による『星降る夜に』(テレビ朝日系)や堤幸彦氏が演出する『Get Ready!』(TBS系)をはじめ、大御所脚本家や有名演出家が手掛ける作品が目立ち、多種多様な作風が視聴者を楽しませている。
そんな中、最初は「面白そう!」と見てみたものの、徐々に「あんまり面白くないかも」「オンタイムで見るほどではないかも」などの理由で、残念ながら脱落してしまった作品もあるのではないだろうか。
そこで「サイゾーウーマン」では、第1話と2月13日までに放送された最新話の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を比較し、その上昇・下落率を算出。下落率が高かった上位をランキング形式で紹介したい。
1位の月9『女神の教室』は視聴率4割減……「道徳の授業みたい」?
今期、最も視聴率の下落が激しかったのは、北川景子主演の月9『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)で、下落率は40%。初回は10.5%の2ケタ発進となったが、第2話で7.9%まで急落し、13日放送の第6話では6.3%までダウンしてしまった。
同ドラマは、ロースクール「青南大学法科大学院」に実務家教員として派遣された裁判官・柊木雫(北川)が、周囲の人々と価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う“リーガル&ロースクールエンターテインメント”だ。
同作は、さまざまな社会問題を真っ向から描き、「キレイごと」と安易に切り捨てられそうな理想論を堂々と提示するのが特徴的。ネット上では「すごくいいドラマ」「子どもにも見せたい」と好評を得ている一方で、やはり「道徳の授業みたいでつまらない」という声も……。
派手さに欠けるため、ドラマに刺激を求める視聴者が脱落してしまったのかもしれない。
パクリ疑惑の菜々緒『忍者に結婚は難しい』、3割の視聴者が離脱?
2位は、菜々緒主演の忍者ラブコメディ『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)で、下落率は29%。初回は7.0%でスタートしたが、2月9日放送の第6話では5.0%まで落ち込んでしまった。
敵対関係にある忍者の末裔同士が、秘密を抱えながら結婚生活を送るというドタバタものだが、菜々緒演じる主人公とその夫役の鈴木伸之のビジュアルの良さから、「美しすぎる」「画力がすごい」と話題に。2人に対し「ハマリ役」との声も多い。
しかし、設定などがブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演映画『Mr.&Mrs.スミス』(2005年)や、綾瀬はるかと西島秀俊が夫婦役を演じた『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)を彷彿とさせることから、作品同士を比べてしまい、『忍者に結婚は難しい』に「安っぽい」と感じてしまう人は多い様子。
特に『Mr.&Mrs.スミス』を彷彿とさせるシーンが目立つことから、「これはさすがにパクリすぎでは?」「オマージュなのかパクリなのかわからなくて、モヤモヤしてる」と一部視聴者を困惑させているようだ。