サイゾーウーマン芸能アーティストPUFFYオマージュ騒動の地雷 芸能 元気な40代が大騒ぎ マック新CM「PUFFYオマージュ」騒動に見る、炎上しがちな90年代リバイバル 2023/02/11 12:00 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman) 芸能ウラ情報 四半世紀以上たっても色あせないPUFFYのスタイル(C)サイゾーウーマン 現在放送されているマクドナルドの新CM「アジアのジューシー」篇で、女優の飯豊まりえと元乃木坂46・西野七瀬がボーカルデュオ・PUFFYの「アジアの純真」(1996年)の替え歌を披露。衣装もどこか“PUFFYっぽい”雰囲気だが、ネット上では賛否両論の声が飛び交っており、マスコミ関係者の間でも「90年代のオマージュは批判の的になりやすい」(スポーツ紙記者)と指摘されているようだ。 飯豊と西野が出演しているのは、マクドナルドで2月1日からスタートした「アジアンフェア」の期間限定ハンバーガー「担々ダブルビーフ」「油淋鶏チキン」「スイートチリシュリンプ」をPRするCM。「アジアの純真」とかけて「アジアのジューシー」がキャッチコピーとなっている。 「『アジアの純真』は、作詞を井上陽水、作曲を奥田民生が手掛けたPUFFYのデビュー曲。大貫亜美と吉村由美がミュージックビデオ(MV)で披露した“インパクトのあるヘアメイクにラフなファッション”という出で立ちも人気を呼び、PUFFYは一躍ファッションアイコンとなったのです。彼女たちが身につけていたブランド物のデニムやスニーカーなどに、当時のファンは強い憧れを抱いていました」(芸能ライター) 一方、マクドナルドの新CMでは、飯豊と西野がお揃いのTシャツにデニム、スニーカーを着用し、「アジアの純真」の替え歌を歌っている。 「PUFFYのビジュアルを意識して、カジュアルな服装をしているのでしょうが、正直“こなれ感”がないですし、何よりもヘアメイクが普段の彼女たちと変わらないので、そこまで寄せているとは思えない仕上がりに。同CMの放送開始直後から、ネット上には『PUFFYのオマージュかわいい』という好意的な声も出ていましたが、『PUFFYといえばこんなイメージだろう、っていうくらいの表面的な知識で作られたCM』『もっとPUFFYのこと調べてこい』『PUFFYへのリスペクトが感じられない』などと批判的な意見も続出したんです」(同) もちろん、衣装やヘアメイク、演出などに関して、2人に裁量権はないだろう。そのため「出演者の2人が悪いわけじゃない」「制作・プロデュースの問題」といった指摘も出ているが……。 「飯豊や西野サイドにとっては、“出演CMが不評”となるのは、やはり気にしてしまう部分もあるでしょう。そもそも、90年代リバイバルに関しては、当時のカルチャーに思い入れの強い層が“昔のほうが断然よかった”などと主張し、批判するケースは少なくありません」(前出・スポーツ紙記者) 例えば、歌手・倖田來未は、2013年に発売したアルバム『Color the Cover』で90年代を中心とした名曲の数々をカバーしたが、その中の1曲である“オザケン”こと小沢健二の「ラブリー」(94年)に批判が噴出した。 「同曲のMVは、オリジナルの『ラブリー』の雰囲気とはかけ離れた、いわゆる“原宿KAWAIIカルチャー”のようにカラフルでポップな世界観となっていたんです。オザケンはそもそも“渋谷系”ですし、また、倖田自身の“エロカッコいい”路線ともマッチしておらず、MV全編通して、チグハグな印象は強かった。結果的に、オザケンファンや『ラブリー』に思い入れのある人たちからは、クレームが噴出し、ネット上で大炎上。映画監督の大根仁は『たまむすび』(TBSラジオ)で『久々の大惨事を見た』とまで語っていました」(同) 最近は、90年代を中心とした“平成カルチャー”が若者の間でブームになっているとあって、今後もマクドナルド新CMのPUFFYオマージュのような企画が随所で見られそうだが、「そのたびにネット上で『出来が悪い』などと批判を巻き起こしそう」(同)という。 逆に、90年代リバイバルを成功させ、初めて称賛を浴びるのは誰になるのか、注目していきたい。 倖田來未「ラブリー」カバー論争、小沢健二にとっては「悪い話ではない」?『Color The Cover』/rhythm zone 倖田來未が2月27日にリリースするカバー・アルバム『Color The Cover』。その中の1曲である小沢...サイゾーウーマン2013.02.19 最終更新:2023/02/11 12:00 楽天 ザ・ベリー・ベスト・オブ・パフィー 楽しかった90年代の記憶が忘れられないのよ 関連記事 倖田來未「ラブリー」カバー論争、小沢健二にとっては「悪い話ではない」?いしだ壱成、90年代ドラマ『未成年』で見せた俳優としてのすごさ――「痛いおじさん」から脱却できるのか浜崎あゆみと松浦勝人氏の感覚は「90年代で止まっている」――2人のハグ写真に思うこと北川悦吏子、野島伸司、坂元裕二……1990年代を代表する脚本家、2018年の「人気低迷」【マンガ】関ジャニ∞・渋谷すばるは「太陽みたいだった」――90年代の思い出を綴る 次の記事 ロマンス詐欺の注意点 >