「元極妻」芳子姐さんのつぶやき151

「ルフィ」グループの死刑判決はあり得る! 元極妻が断言するワケ

2023/02/12 17:00
待田芳子(作家)

ヤクザの人気は不滅? 書籍や映画が続々

 工藤會については、地元・福岡県に本社のある西日本新聞がずっと取材してきましたが、死刑事件の記事を1冊にまとめた『落日の工藤会』(KADOKAWA)が3月に出版されるそうです。

 まあ記事はだいたい読んでましたから内容はわかってますし、特に今すぐ読みたいわけでもないのですが、SNSではすでに結構話題ですね。まだまだ工藤會は人気があるんですね。

 この本に限らず、不良の本や映画は相変わらず需要があるようで、最近では「同和のドン」こと「自由同和会」創立メンバーの上田藤兵衞(うえだ・とうべえ)さんの評伝『同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史』(講談社)が話題ですね。

 紹介記事には「永田町(政界)、霞が関(官界)、経済界、任侠界を縦横無尽に飛び回る部落解放運動家──通称『同和のドン』と呼ばれるフィクサー」とあり、ヤクザではないですが、ヤクザ業界で知らない人はいません。1945年生まれで今もご健在 、ネットには亡くなる1カ月前の安倍元総理と撮った写真も出回っています。

 まあ不良的には「六代目山口組若頭から恐喝された人」ですね。この恐喝事件で若頭は有罪判決を受けて服役しています。失礼ながら上田氏は「ヤクザに脅されました。怖かったです」とおっしゃるような方ではないと思うので、早く読みたいです。


 あと、ご本人はすでに亡くなられているのに、定期的に出てくるテーマの一つに、中野太郎会長率いる中野会の事件があります。なんと中野会長に対する床屋さんでの銃撃事件をテーマにした映画が公開されてるそうです。

 これも拝見したいですね。現役のヤクザはカタギさんにいろいろ「解釈」されるのは微妙でしょうが、いろんな見方があっていいと思います。拝見できたら、感想も書かせていただきますね。

 最後に宣伝でスミマセン。以前ご紹介させていただいたグリコ・森永事件の真相に関する記事が『昭和の謎99』(大洋図書)に再録されています。内容は同じなのですが、ほかの記事も面白そうですよ。気になった方は、ぜひお手に取ってみてください。

待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2023/02/12 17:00
極姐2.0 ダンナの真珠は痛いだけ 待田芳子/著
なぜ人はヤクザに魅せられてしまうのか――。