井ノ原快彦、特定Jr.グループの“贔屓”に配慮? HiHi Jetsが明かした『カウコン』裏話
ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsのメンバーがパーソナリティを務めるラジオ番組『HiHi Jets のラジオだじぇっつ!』(JFN系)。1月27日放送回では『ジャニーズカウントダウン2022-2023』(以下、『カウコン』)のステージ上で見せた演出の1つについて言及。現在、Jr.の育成・プロデュースを手掛けているジャニーズアイランドの社長・井ノ原快彦との打ち合わせでのやりとりを明かした。
昨年12月31日に東京ドームで行われ、井ノ原とTOKIO・国分太一がMCを担当した『カウコン』。コンサートの模様はフジテレビ系にて31日午後11時45分~1月1日午前0時45分まで生中継され、放送が始まる前にはJr.たちがパフォーマンスを披露し、客席を盛り上げた。
ジャニーズJr.6組が参加するYouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」では、その一部を公開。1月15日公開のHiHi Jetsの動画「HiHi Jets【ジャニーズカウントダウン2022-2023】 in 東京ドーム」には、冒頭で高橋優斗が「はいはいじぇっつ」と書かれた紙を見せ、「どうも~! HiHi Jetsです!」とあいさつする様子や、作間龍斗が無言で「イノッチみてるぅ?」という手書きのメッセージを掲げる姿が収められていた。
そんな中、今回のラジオでは、リスナーから届いた「あの演出をしようとした経緯」が聞きたいとのリクエストメールを紹介。作間が「思い切ったことしたね、あれね」と振り返ると、猪狩蒼弥は「そうそう。『なんかインパクト残したいね』ってなって。これ実は最初ね、井ノ原さんに書いてもらおうとしてたんだよ」と、裏話を語り始めた。
新型コロナウイルスが感染拡大して以降、コンサート中の観客の発声は制限されていたが、ジャニーズ事務所は昨年11月15日に“声出し”の一部解禁を発表している。HiHi Jetsは『カウコン』で披露する楽曲の中にコール&レスポンスが含まれていたため、井ノ原に「声出しOKです イノッチ」などと記してもらおうとしていたとか。
猪狩によると、本番2週間ほど前に「やりましょうよ」と提案したところ、井ノ原も「結構乗り気だった」とか。しかし、その後、井ノ原は「いやこれさ、俺、テンションでさ、『OK』って言っちゃったけどさ。よく考えたらさ、社長としてそんなやっぱHiHi Jetsにそこまでやるのはやっぱおかしい気がする」などと主張して発言を取り下げ、結果的に、“社長”から直筆コメントをもらうことはできなかったという。
とはいえ、「井ノ原さんとせっかく関係性があるから、やろう」となったそうで、「(井ノ原が)『「イノッチみてるぅ?」ぐらいだったらいいんじゃない?』って言ってくれたから、『じゃあそれにしよう』って。で、『はいはいじぇっつ』って自分たちの名前出してから『イノッチみてるぅ?』っていうのをやった」とあらためて説明。
文字の見え方にもこだわったといい、作間は「あれさ、めっちゃ直前に書かなかった? すっごい東京ドームの端っこのところの床にみんなで座って。『いや、なんか字体が違うな~』みたいな」と当時を思い返した。
そうして、「もっとマヌケな感じがいいよな~」(猪狩)「もっとゆるい感じがいいんだよね」(作間)と話し合いながら準備を進め、「吟味に吟味を重ねた、最高の一筆だった」(猪狩)と、満足げに語ったのだった。
このエピソードを受け、SNS上のHiHi Jetsファンは、「あの紙は5人で考えながら書いたんだね」「真相が知れてうれしいし、東京ドームの端っこで試行錯誤してたHiHi Jetsが可愛すぎる」と盛り上がっていたほか、「イノッチみてるぅ?」がまさかの井ノ原本人のアイデアと知り、「2週間前からイノッチさんとどうするか話してたんだ(笑)」「井ノ原社長の案だったとは!」などと驚いた人も少なくないようだ。
滝沢秀明氏の退任に伴い、昨年11月1日にジャニーズアイランドの代表取締役に就任した井ノ原は、20th Centuryや個人のタレント業と並行しつつ、Jr.たちの面倒を見ている。なお、ジャニーズ事務所は当時、公式サイト上に発表した声明文で、井ノ原を抜てきした理由について、長らくV6内で“年齢の異なるメンバーの調整役”を務めた点を挙げていた。
「また、『Jr.時代には同世代の仲間が次々とデビューしていく姿を見送る側の立場も経験』したとして、『そのような辛い時期を乗り越え、V6としてデビューするに至った人間力を高く評価しております』と説明していたんです。猪狩がラジオで明かした『社長としてHiHi Jetsにそこまでやるのはおかしい気がする』という井ノ原の判断は、“特定のグループを贔屓している”と思われないか懸念し、彼なりに配慮したのかもしれませんね。とはいえ、突き放すことなくできる限り協力する姿勢を示しているあたり、Jr.にとっても頼りがいのある存在なのではないでしょうか」(ジャニーズに詳しい記者)
今後、井ノ原が若手をどう育てていくのか、Jr.たちの動向にも注目していきたい。
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