芸能
2023年冬ドラマ初回視聴率

北川景子の月9『女神の教室』や妻夫木聡『Get Ready!』を抑えた第1位は? ワーストは竜星涼主演作【1月期連ドラ初回視聴率ランキング】

2023/01/24 16:53
仲宗根由紀子(エンタメライター)
“普通”が物議を醸している北川景子(C)サイゾーウーマン

 2023年1月期の連続ドラマ(民放4局、午後8~10時台)が続々とスタート。初回視聴率ランキングでトップになったのは、世帯平均10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した西島秀俊主演の刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)だった。

 加藤実秋氏の同名小説(KADOKAWA)を原作に、西島が“血”を見ると白目を剥いて倒れてしまう元マル暴(警視庁組織犯罪対策部)の刑事・架川英児を演じる同作。第2話以降、視聴率は9%台までダウンしているが、悪くない数字が続いている。

※以下、ドラマのネタバレを含みます。

 初回から、プロレスのリング上で架川が犯人を取り押さえると、レフェリーがすかさず「ワン・ツー・スリー」とカウントをとったり、番組オリジナルキャラクター“ちぇりポくん”のぬいぐるみを手に取った架川が、「こいつ、俺に何か訴えかけている!」と大袈裟に驚くなど、ギャグシーンが頻出。これが案の定、ネット上で「面白い」「サブくてシラける」と賛否を呼んでいるようだ。

 また、山下達郎によるさわやかな曲調の主題歌「LOVE’S ON FIRE」が「ドラマに合っていない」という指摘も相次いでいる。そんな何かと物議を醸している同作だが、第3話ではギャグシーンが明らかに減少しており、今後もブラッシュアップが見られるかもしれない。

月9『女神の教室』、北川景子の役柄に不満?

 2位は、北川景子主演の月9『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)で、初回10.5%。ただ、月9の視聴率は、初回以降で下降していく傾向が続いているため、推移を注視したいところ。

 同作は、ロースクール「青南大学法科大学院」に実務家教員として派遣された裁判官・柊木雫が、周囲の人々と価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う“リーガル&ロースクールエンターテインメント”。内容は生徒の青春群像劇が中心となっており、法律と聞いて社会派ドラマを想像した多くの視聴者は、肩透かしを食らったようだ。

 これまで、凛とした強い女性や、クセの強い変わり者をドラマで演じる機会が多かった北川。同作では、優しくほんわかとした雰囲気の役柄を演じており、視聴者からは「あまりにも普通の役すぎて、見応えがない」「北川景子の良さが出ていない」と落胆する声も多い。

 加えて、インパクトに欠ける展開が続いているせいか、Twitterでは「女神の教室」と検索すると、サジェストの上位に「つまらない」が出てしまう状況だけに、今後が不安視される。

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