神尾楓珠、事務所の“無期限休養”否定コメントが物議――ほかにも過労が心配される若手俳優とは?
俳優の神尾楓珠が心身の不調で“無期限休養”に入っていると「女性自身」(光文社)のウェブ版が報じ、その後出された事務所のコメントに疑問の声が相次いでいる。
神尾といえば1月7日、マネジャーが管理するインスタグラムアカウントで、企画展『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』のオフィシャルナビゲーターを降板したことを報告。
同日放送されたレギュラー番組『サスティな!~こんなとこにもSDGs~』(フジテレビ系)にも神尾の姿はなく、昨年12月26日にはボートレースのCM記者発表会も急きょ欠席したため、ファンから心配の声が上がっていた。
今月16日付のウェブ版「女性自身」によれば、神尾は昨年12月6日まで上演された劇団☆新感線の舞台『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』を完走後、撮影していたドラマのロケに来なくなり、のちに所属事務所から降板の申し入れがあったとか。
さらに、2月から撮影が予定されていた主演映画やメインキャストで内定していた作品も辞退。これにより今夏までのスケジュールが白紙となったそうで、“復帰時期は未定”という芸能関係者の証言も掲載している。
「この報道を受け、所属事務所は今月17日、体調不良でドラマや映画を降板したことを認めた上で、『無期限休養ではありません』『体調を見ながら仕事を続けている。今後も撮影の予定が入っている』と報道を一部否定。すると、ネット上では『見通しが立っていないのなら、“無期限休養”は間違いではないのでは? それとも事務所が無理させてでも働かせる気?』『降板は事実なんだから、調子が戻るまで無期限で休ませてあげてほしい』と、事務所のコメントを疑問視する声が飛び交っています」(芸能ライター)
神尾といえば、2017年頃からほぼ途切れることなく出演作が続いており、22年は『青野くんに触りたいから死にたい』(WOWOW)『先生のおとりよせ』(テレビ東京系)『ナンバMG5』(フジテレビ系)に出演、また『17才の帝国』(NHK)『階段下のゴッホ』(TBS系)などに主演。『親密な他人』『20歳のソウル』『恋は光』と主演映画も3本公開された。
このほか、舞台やCMなどにも出演しており、かねてよりファンから「働きすぎでは?」「ちゃんと休めてる?」といった声が上がっていたようだ。
また、神尾の騒動を受けて、売れっ子若手俳優の“過労問題”の深刻さがネット上で話題に。複数の俳優が心配される中、今期の月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)に出演中の高橋文哉の名前も見られ、「神尾くんみたいにならないか心配」と言われている。
「ブレークした若手俳優が、突然休養する例は珍しくありません。例えば、是枝裕和監督の映画『誰も知らない』(04年)でデビューし、14歳でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥は、20歳前後に一時期俳優業をセーブ。復帰後の19年のインタビューでは、当時の自身を『ストレスで1日8食も食べるようになり、一時は30キロ近く太った』と振り返り、『16歳から22歳くらいまでは、戻りたくないな、と思う時期』と語っていました。そんな時期を経て、現在は演技派俳優として確固たるポジションを築いているわけですから、彼にとって休養期間は必要だったのでしょう」(同)
いずれにせよ、現在の神尾は体調が万全ではない様子。無理せず健康第一で過ごしてほしいものだが……。