【薬剤師監修】歯を磨いてるのに臭うのはなぜ? 口臭の根本原因と対策を解説
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
胃に炎症がある場合は、胃の熱を冷ます漢方薬がおすすめです。ストレスやイライラなどの神経症状や、胃炎にも使われます。
・排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)
歯茎の中に溜まった膿を出し、炎症を抑える効果が期待できます。歯茎の赤みや炎症、腫れを改善し、歯槽膿漏や歯肉炎にも使用されます。
・六君子湯(りっくんしとう)
「気」を補い消化機能を高めることで、胃に溜まった水を取り除く作用があります。悪心、嘔吐、胃炎、胃もたれ、食欲不振など消化器系疾患に用いられます。
漢方薬は、配合されている生薬によって、どこに、どのように作用するかが違います。また、体質や症状によっても使用される漢方が異なります。
漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。
そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
4. 口臭は原因に合わせて対応しよう
口臭の原因は、虫歯や歯周病だけでなく、心理的なもの、生理的なものなどさまざま。そのため、鼻呼吸を意識する、定期的に歯科医院へ行く、唾液の分泌を増やす工夫をするなどの習慣を生活に取り入れることも大切です。また、漢方薬という選択肢も考えてみましょう。
薬剤師・相田彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業。総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。