あのちゃんが、バラエティに引っ張りだこの理由とは? 「ちゃん」付けタレントのメリット
女性タレント「あのちゃん」が今、バラエティ番組に引っ張りだこだ。もともと彼女は、2019年までアイドルグループ・ゆるめるモ!に在籍していたアイドル。なお、正式な芸名は「あの」だが、幼い雰囲気と独特なしゃべり方などから、どの番組でも「あの“ちゃん”」の愛称が使われている。
“ちゃん”が名前につくタレントは少なくない。例えば「フワちゃん」。大御所芸能人に「タメ口」を使う破天荒さもすっかり見慣れ、こちらも人気芸能人の一人だ。
一方、お笑い芸人では、オードリー若林(正恭)やNON STYLE井上(裕介)などのように「コンビ名+名字」で呼ばれる人、またはフルネーム、もしくは「出川(出川哲朗)」「英孝(狩野英孝)」など呼び捨てにされる人も多い中、「ちゃん」付けが定着している人も存在する。
例えば、昨年、俳優・佐藤達と結婚した南海キャンディーズ・山崎静代の愛称は「しずちゃん」。相方の山里亮太も「山ちゃん」で通っている。
「ちゃん」が付くことで視聴者は“大目”に見てしまう?
呼び捨てで呼ばれる芸能人と「ちゃん」が付いている芸能人には、そのイメージに違いがあるという。
「呼び捨ての場合、呼ぶほうにも呼ばれるほうにも、どうしてもキツイ印象が残ります。一方で、“ちゃん”付けで呼ばれているタレントは、視聴者から自然と親近感が持たれるようになりますし、どことなく実年齢より幼く感じさせる面もある。あのちゃん、フワちゃん然り、元モーニング娘。辻希美と加護亜依もそう。彼女たちはいまだに『辻ちゃん』『加護ちゃん』と呼ばれています。加護ちゃんは未成年喫煙といった騒動がありましたが、どちらも昔と変わらず、少女のような可愛らしいイメージを持たれている印象です」(芸能ライター)
そのほか、あのちゃん、フワちゃんは自由奔放な態度が物議を醸すこともあるが、「ちゃん」のお陰で、そのような面も、つい大目に見てしまうという人は多いだろう。そういったキャラクター性が、「バラエティに引っ張りだことなった背景にある」(同)との見方もできる。
芸能人生において、名前はとても重要。親しみやすさや可愛らしさ、幼さを売りにしたい場合、「ちゃん」は非常に効果的である。