俳優・小野健斗、映画『真・事故物件』が「引っ越すきっかけ」に? 「霊がついていた」心霊体験語る
昨年2月に公開され、リアルなゴア描写で話題を呼んだ新感覚ホラー映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』。その続編が『真・事故物件パート2/全滅』のタイトルで現在公開中だ。
「事故物件に住み込み、幽霊をカメラに収めるまで帰れない」という番組企画に参加したアイドルとYouTuberの卵たちが、謎の失踪を遂げた前作。今作では、事故物件を舞台にした恋愛リアリティショーが、想像を絶する鮮血のスプラッター・カーニバルと化す様子が描かれている。
今回は、1作目に引き続きメインキャストの一人・安藤役を務める俳優・小野健斗さんにインタビュー。映画の見どころはもちろん、プライベートまで語っていただいた。
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映画『真・事故物件』続編の撮影は「地獄の日々」?
――まずは、続編の制作を聞いたときの心境をお聞かせください。
小野健斗さん(以下、小野) まだ制作が確定していたわけではなかったと思いますが、前作の舞台あいさつのときに、制作サイドから「もし続編をやるならどんな内容にしたい?」と聞かれて、主演の(海老野)心ちゃんが、「安藤を懲らしめたい」と話していたのをよく覚えています(笑)。
実際にでき上がった脚本を読んだら、今作のほうが役に入り込みやすく、視聴者目線でも、見やすい話の流れになっているんじゃないかなと感じました。
――実際に映画を拝見して、前作よりも安藤の“人間らしい一面”が見られたように思いました。
小野 そうですね。安藤のおちゃめな部分は、現場で「こうしていいですか? ああしていいですか?」という感じで、自分から監督に提案して役を作っていったんです。
――撮影期間はどれくらいだったんですか?
小野 前作と同じように、1週間と少しという、かなりタイトなスケジュールでした。撮影が始まるときにみんなで、「ああ、ここから地獄の日々が始まる」って言いながら……(笑)。
1作目は、本物の事故物件のような雰囲気のあるアパートで撮影をしたので、待機中もなんとなく気味が悪かったり、結構つらかったんですけど、今回はスタッフさんのお宅を使用したので、だいぶ撮影がしやすかったです。アットホームな現場でした。
――引き続き出演されているのは、小野さんと海老野さんのお二人だけですが、現場ではどんなお話をされましたか?
小野 心ちゃんは撮影日数が短かったんですが、ちょうど最終日に20歳の誕生日を迎えて。血だらけになりながら20歳の誕生日を過ごすなんて、「絶対忘れられない」って言ってましたね(笑)。
――今作では、小野さんも血まみれになるシーンがありましたが、撮影で一番大変だったことはなんですか?
小野 真夏の撮影だったので、役者もそうですけど、スタッフさんたちも大変そうだなと思いましたね。家庭での撮影だったから、機材をたくさん使うと、ブレーカーが止まっちゃったりするんですよ。エアコンをつけられなかったので、現場はサウナ状態でした。