エリザベス女王崩御に、ヘンリー王子&メ―ガン夫人の王室批判――2022年の英国王室を振り返る15のトピック
11月30日から12月2日までの日程で、ウィリアム皇太子夫妻がボストンを訪問。皇太子が主催するアースショット賞第2回授賞式に出席するためで、8年ぶりのアメリカ訪問に全米が沸いた。
その数日後、ヘンリー王子夫妻はニューヨークで開催されたロバート・F・ケネディ人権賞ガラに出席。不仲だと伝えられている王子たちだが、フィリップ殿下、エリザベス女王の葬儀では言葉を交わしており、アメリカで対面し話し合いをするのではないかと期待されたが、実現ならず。ガラで「家族を傷つけているのでは?」と野次を浴びせられたヘンリー王子は華麗にスルーしていた。
ヘンリー王子&メーガン夫人のNetflixドキュメンタリーシリーズが配信開始 12月8、15日
20年3月に王室を離脱し、現在アメリカで2人の子供と共に暮らしているヘンリー王子夫妻の「ラブストーリー」を描いたドキュメンタリー番組が、2部に分けて配信された。王子は王室で起きた家族とのプライベートな出来事を赤裸々に語り、夫人も人種差別だけではなく、自分はまさに“生け贄”にされたのだというニュアンスで、王室とその組織、英メディアを批判した。
番組の配信開始週の視聴時間は、Netflix史上最高記録をマーク。Netflixが11月にリリースした『ザ・クラウン』シーズン5もヒットしたが、王室を批判するような内容となっているため賛否両論だった。
キャサリン妃主催のクリスマスキャロルで、家族の絆を見せた王族たち 12月15日
ウェストミンスター寺院で、キャサリン妃の主催するクリスマスコンサート“クリスマスキャロル”が開催。チャールズ国王夫妻をはじめとする王族や、キャサリン妃の両親、妹のピッパも配偶者を連れて出席。ジョージ王子とシャーロット王女もはじけるような笑顔を見せた。
ヘンリー王子が離脱の際「兄に怒鳴られ、父に事実でないことを言われ、祖母もかばってくれなかった」と激白したドキュメンタリー番組第2部の配信日と重なったが、王族は絆が固く、温かい家族であることをアピール。エリザベス女王の逝去後、初めてのクリスマスシーズンを、一族で過ごした。