『フルハウス』『ハリー・ポッター』出演俳優、世界的歌手や元アイドルも【2022年に亡くなったセレブ10人】
アイドルブーム全盛期だった1990年代後半から2000年前半にかけて大活躍した歌手。兄であるバックストリート・ボーイズのニック・カーターに憧れ「兄と少しでも長くいたいから」とわずか7歳で芸能界入りし、アイドル歌手として一世を風靡した。
美男美女5人きょうだいの次男として誕生。ソロデビュー後、バックストリート・ボーイズやブリトニー・スピアーズのオープニングを務め、アイドルとしての地位を確実にした。役者の仕事もこなし、いくつもの人気青春ドラマに出演。ロマンスの相手を演じた『リジー&Lizzie』の主役ヒラリー・ダフとは実生活でも交際した。ヒラリーとリンジー・ローハンに二股をかけて破局したとタブロイドをにぎわせたり、ニックの元カノであるパリス・ヒルトンと付き合ったといううわさもあるモテ男だった。
姉レスリーもポップ歌手でカーター家のリアリティ番組が制作されたが、姉弟の仲があまりにも悪く、世間はドン引き。ニックは18歳で家から離れ、まだ子どもだったアーロンが一家の生計を立てるなど毒親に苦しんだ。12年にはレスリーが25歳という若さで死去。死因は薬物過剰摂取だとみられている。ニックも長年アルコール依存症に苦しんだものの、薬物依存症となったアーロンをなんとか救おうと、手を差し伸べていた。
アーロンは統合失調症、双極性障害とも診断され、メンタルヘルスは最悪だった。最近では息子をもうけた元婚約者とのいざこざ、警察沙汰を起こすなど、お騒がせセレブとしてタブロイドをにぎわせ、SNSではアンチからひどい言葉で攻撃されるなどして、精神が不安定になっていると、ファンから心配されていた。
最後は、自宅の浴室で亡くなっているのを住み込みのメイドが発見。まだ特定されてはいないが、部屋には酸素缶が大量にあり、ハフリング(吸引)もしくは処方箋薬の過剰摂取が死因なのではとみられている。アーロンが亡くなった日のバックストリート・ボーイズのコンサートではニックが号泣、メンバーと共に弟を追悼し、話題になった。
カースティ・アレイ(女優) 12月5日死去 享年71
同名のバーが舞台の国民的シットコム『チアーズ』(82~93年)のウェイトレス兼支配人レベッカ役として大ブレイク。ジョン・トラボルタと共演した映画『ベイビー・トーク』(89年)で世界的なハリウッドスターとなり、コミカルな演技に長けた美人女優として一世を風靡した。
地元のカンザス州立大学で演劇を学んだ後、カリフォルニアに移りインテリアデコレーターの職に就くが、パーティ三昧の生活を送るようになり、薬物依存症に。サイエントロジーの更生プログラムで断薬に成功し、その後『スタートレック II カーンの逆襲』(82年)で映画デビューを果たし、本格的に女優の道を歩むようになった。
サバサバした性格で同性のファンも多かった彼女は、体重増加に悩むダイエッターとしても有名。ダイエット食品会社とコラボして45kgの減量に成功したこともあったが、すぐにリバウンドしている。
「政治家としてではなく、実行力がある人だから」とトランプ元大統領への支持を公言してTwitterで大炎上するなど、お騒がせ女優と呼ばれる一面もあった。
私生活では、俳優のパーカー・スティーブンソンと結婚。養子を2人迎えたが信仰の違いにより離婚。死因は結腸がん。亡くなる少し前に診断され、闘病中だったと伝えられているが、彼女が信仰していたサイエントロジーは抗がん剤治療を認めないため、あっという間に命を落としたのだとうわさされた。