二宮和也『マイファミリー』が首位! 井ノ原快彦『特捜9』は自己最低、ワーストは山田涼介主演作【ジャニーズドラマ年間視聴率ランク】
2022年は滝沢秀明副社長の電撃退社、King&Princeメンバーの脱退・退所発表と、大いに揺れたジャニーズ事務所。しかし、テレビドラマのキャスティングにおいては、今年も相変わらずの剛腕ぶりを発揮していた。そこで、民放4局で午後8時~10時台に放送された連続ドラマの中から、ジャニーズタレントの出演作品を視聴率ランキングにして振り返りたい。
2022年ジャニタレ出演ドラマ(午後8~10時台、民放4局)平均視聴率ランキング
※◎=ジャニーズタレント主演作
◎1位『マイファミリー』(TBS系、日曜午後9時) 12.9% 嵐・二宮和也、美 少年・那須雄登
◎2位『未来への10カウント』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 10.9% 木村拓哉、King&Prince・高橋海人
◎3位『特捜9』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.7% 20th Century・井ノ原快彦、Snow Man・向井康二
4位『オールドルーキー』(TBS系、日曜午後9時) 10.4% NEWS・増田貴久
◎5位『刑事7人』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.2% 東山紀之、ジャニーズWEST・小瀧望
◎6位『となりのチカラ』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 9.2% 嵐・松本潤、なにわ男子・長尾謙杜
7位『元彼の遺言状』(フジテレビ系、月曜午後9時) 9.1% 生田斗真
8位『ドクターホワイト』(フジテレビ系、月曜午後10時) 8.9% Kis-My-Ft2・宮田俊哉
9位『ファイトソング』(TBS系、火曜午後10時) 8.1% Sexy Zone・菊池風磨
10位『silent』(フジテレビ系、木曜午後10時) 7.6% Snow Man・目黒蓮、風間俊介、IMPACTors・佐藤新
◎11位『クロサギ』(TBS系、金曜午後10時) 7.4% King&Prince・平野紫耀
同率11位『逃亡医F』(日本テレビ系、土曜午後10時) 7.4% TOKIO・松岡昌宏、ジャニーズWEST・桐山照史
13位『インビジブル』(TBS系、金曜午後10時) 6.5% Hey! Say! JUMP・有岡大貴
◎14位『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ系、土曜午後10時) 6.4% Kis-My-Ft2・玉森裕太
◎15位『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 6.2% なにわ男子・道枝駿佑、美 少年・岩埼大昇
16位『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系、月曜午後10時) 6.0% SixTONES・松村北斗
17位『ナンバMG5』(フジテレビ系、水曜午後10時) 5.4% SixTONES・森本慎太郎
◎18位『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 4.4% King&Prince・永瀬廉、なにわ男子・西畑大吾
◎19位『純愛ディソナンス』(フジテレビ系、木曜午後10時) 3.9% Hey! Say! JUMP・中島裕翔、HiHi Jets・高橋優斗
◎20位『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系、水曜午後10時) 3.8% Hey! Say! JUMP・山田涼介
※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第二位以下を四捨五入。1話限りのゲスト及び端役での出演などは除く。
トップは『マイファミリー』! 嵐・二宮和也の演技が物議?
ランキング対象とした20作品のうち首位となったのは、世帯視聴率で全話平均12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した嵐・二宮和也主演の日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)。特殊犯罪対策係の新人刑事役として、ジャニーズJr.の6人組ユニット・美 少年の那須雄登も出演していた。
同作は、誘拐事件に巻き込まれた家族が、周辺の人間模様や自身の感情に振り回されながらも、その絆を試される“ノンストップファミリーエンターテインメント”。主演は嵐メンバーの中で唯一、ジャニーズJr.時代に連ドラ主演(渋谷すばるとのダブル主演)を務め、のちに映画『硫黄島からの手紙』(06年)でハリウッドデビューを果たし、さらに映画『母と暮せば』(15年)で「日本アカデミー賞最優秀主演男優賞」を受賞した二宮だけに、放送前から演技への期待度も高かった。
しかし、放送開始直後、ネット上では二宮の抑え目な演技に「無表情で、あまり上手に見えない」などと疑問の声が続出。とはいえ、「サイゾーウーマン」でも演技解説を行っている「エイベックス・アーティストアカデミー」シアター総合コースディレクターの秋草瑠衣子氏は、「二宮さんは基本的には無表情なのですが、その分“ここぞ”という時の表情の変化が、よりドラマティックに作用することがあります」と効果的な面を指摘し、「良い意味で常に肩の力が抜けている、典型的な“映像芝居”」と分析している。
木村拓哉『未来への10カウント』が2位! 放送後にはSMAP関係者の暴露も
2位に輝いたのは、主演の木村拓哉が高校ボクシング部のコーチ役を演じ、全話平均10.9%を記録した『未来への10カウント』(テレビ朝日系)。これまで数多くの主演ドラマで2ケタ視聴率を死守してきた木村だが、同作の第3話が9.9%だったことから、「キムタク主演ドラマが初めて1ケタに!」と世間を賑わすこととなった。
また、開始当初の主人公は覇気を失っていたことから、「ボソボソしゃべるキムタクにイライラする」「もっとかっこいいキムタクが見たい」と不満の声が続出。ただ、ストーリーが進むにつれて気力を取り戻すと同時に、視聴率も第5話以降はまた2ケタに回復した。
一方、先月にはSMAPのヘアメイクを担当していた“きくりん”こと菊地勲氏が、YouTubeで木村の欠点を暴露。菊地氏は「話がつまんねえのよ。話もかっこつけるからねえ、面白くないの」と毒づいたほか、「こないだのボクシングとかのもあるじゃない」と、『未来への10カウント』と思しき作品を挙げつつ、「(出演者に)若い子たち多かったわけじゃん」「その子たちもね、何人か知り合いいるんだけどね、『しんどかった』って言ってたもん。(木村くんの)相手するのがしんどかったって。あと歳なのかねえ、同じ話の自慢が多いって言ってたね。それがしんどいって言ってたね」と暴露していた。