中居正広、復帰は来年の春ごろ? 病状の深刻さをうかがわせる「女性自身」の根拠のない楽観論
今年はやけに「アンケート・ランキング」企画が目立った「週刊女性」。年末になっても、その傾向はさらに顕著なようで今週も盛りだくさん。しかし読んでいて疑問に思うのが、それぞれの記事のアンケートの“やり方”がちぐはぐ、バラバラだということ。
まずは「信用できる・できない芸人司会者コメンテーターランキング」。ランキングは1位カズレーザー、2位加藤浩次、3位恵俊彰と続くのだが、アンケート方法についてはこう記載されている。
《全国の20代〜70代の 男女1000人を対象に、2002年11月21日Freeasyにて行ったアンケート》
出ました! 「週女」お得意の「Freeasy」。この「Freeasy」とはインターネットランキングサイトであり、過去の「週女」のランキング記事の少なからずを、この「Freeasy」に“委託”したもの。しかもこの「Freeasy」、セルフ式でアンケート1問、1人につき10円という低価格! さらに初期費用や登録費用もなし、アンケート内容作成から配信まで最短で10分、結果回収も数時間から2〜3日程度というとっても便利なサイトだ。今回も1000人ということは1万円! プラスアルファはあるようだが、安価は確かのよう。
そして2つ目は「今年の『紅白』20代〜60代それぞれの見ない理由」だが、その方法は《全国600人の20代〜60代の女性を対象に、『今年の「紅白」見たいと思う?』と題したアンケートを実施》とだけ。「Freeasy」ではないのか?
3番目。「富も名誉もあるのに……残念すぎる『おじさん不倫』」。1位は坂本勇人、2位阿部渉となるほどだが、アンケート方法は《男女1000人にアンケート調査》とあまりにそっけない表記のみ。どんな方法なのか、わからないぞ!
そして4つ目の「テレビ映画の『やりすぎコンプライアンス』あなたはどう思う? 本音調査」では、出ました「Freeasy」!
《全国の30代から60代の男女600人に2022年12月4日、Freeasyにてアンケートを実施。過熱するテレビのコンプライアンスには、過半数が「どちらともいえない」と回答。コンプラへのさまざまな意見が寄せられた》
く、詳しい。そして最後。「ウチは2人目を諦めました」と題された「私たちが岸田文雄首相を支持しないワケ」アンケート企画はというと……。
《「支持する」と回答したのは276人。「なし」や「わからない」など、分類ができない108人の回答は無効とした。※アンケートは12月6日、7日に全国18〜70歳の既婚女性3000人を対象にインターネット上で実施。編集部で用意した『支持しない理由』と『支持する』という選択肢を設け、それ以外の理由と期待することは記述式で答えてもらった》
一番詳しい! しかし特集によってこの“差“は何なのだろう。時にとっても丁寧な説明でアンケート方法の詳細を明示し、結果も明記し、加えて丁寧にも日付まで明記したものも。だが一方で、方法がまったくよくわからないものも。同じ雑誌の企画で、なぜこんな差が? ここまで違うと、そっけないのは本当にアンケートをした? とさえ勘ぐってしまうし、アンケート結果の信憑性にも関わると思うのだが――。
ネットフリックスのドラマ『極悪女王』の舞台裏
そんな「週刊女性」だが、ネットフリックスのドラマ『極悪女王』の舞台裏記事は面白かった。撮影スケジュールが押し、今年11月中旬で撮影が一時中断、再開は来年5月になったというが、それで大変になってしまったのが、クラッシュギャルズ役の唐田えりかと剛力彩芽。本作撮影のために10キロも体重を増やしたが、撮影が延期されたために半年以上、体重を維持する必要がある。しかしダイエットできないと次回の仕事に差し障りも!! 役のために体重を大幅増減させる役者さんたち、さすがプロ、大変な仕事だ。