“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第628回】

松原千明さんの死で明らかになった“予言者”の存在が示唆する「芸能界と洗脳問題」

2022/11/29 21:00
神林広恵(ライター)

松原千明氏が心酔した“予言者”

 しかし一方の「女性自身」には、松原氏の死をめぐって、これまで知られていなかった驚きの“キーパーソン”の存在が明らかにされている。それは松原氏が心酔した“予言者”だ。「自身」には6年ほど前、仲のよかった松原氏とすみれの関係に亀裂が入り、さらに松原氏が自殺未遂するという事件が起こったことが記されているが、その原因も、この“予言者”にあったという。

「“将来を見通せる”といって松原さんの心の隙間に入り込んできたAさんです。久々に日本でも仕事を再開した松原さんはある日突然、その“予言者”の女性を連れ、すみれさんの事務所を訪れ、『これからはこの方が私の仲介として動いてもらいます』と宣言したそうなんです」(仕事関係者のコメント)

 さらに松原氏は予言者の助言を受け、すみれを独立させ予言者を社長にしたいと動いたり(実現はしなかったが)、当時交際していた男性との交際を反対したりもしたという。その結果、母娘は一時疎遠になってしまったというのだ。芸能界ではこうした“洗脳騒動”が起こり、時折世間を騒がすが、松原氏もまた“予言者”にすがらざるを得ない状況に追い込まれていたということだろう。

 そして昨年末、ハワイを訪れたすみれは、母と再会しお互い抱擁して号泣、関係は改善されたという。このことは松原氏の逝去報道のなかでも救いだが、しかし現在、この予言者はどうなっているのか。晩年の松原氏とどういった関係にあったかなど、記事には明記されていないが、芸能界と洗脳問題を考える上でも興味あるところだ。

ただ、愛した/松原千明