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[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター
実家がゴミ屋敷化、今すぐ片づけるべき? 5つのチェック&生前整理の流れを解説
2022/11/29 19:30
片付けにかける時間があるほど、処分費を抑えることができます。粗大ゴミは、断裁して燃えるゴミサイズに。鉄ゴミなら売ることもできますし、贈答品などは中古品としてリサイクルショップに引き取ってもらえます。
今後はますます処分費が高くなることが予想できるので、早く始めるほど安く済みます。筆者宅の失敗例としては、実家の解体費に石綿検査費(筆者の場合20万円)の法改正がありました。
<処分費を抑えるメリット>
・今後は処分費が高くなることが予想される
今すぐ実家を片付けるべき理由【D:玄関にまでモノがあふれている】
消費者庁が発表している「日常生活での高齢者の転倒・転落」によれば、親の介護が必要になる原因の12.5%が「骨折と転倒」です。家の中で転んだだけで、大惨事を招きます。一般的に「実家の片付け」を意識するきっかけの多くが、親の病気や死別。救急車を家に呼んだり介護をお願いする際、家の中がモノであふれていると邪魔になってしまいます。
<散らかりをなくすメリット>
・親の「転倒」を防ぐ
・救急車やヘルパーさんが出入りしやすい
今すぐ実家を片付けるべき理由【E:親の財産や重要書類の内容を把握していない】
親の判断能力がはっきりしているうちに、財産や重要資料の保管場所を知る必要があります。「お金に関する資料」「契約に関する資料」「不動産に関する資料」がいつでも出せる準備をしておきましょう。2024年より相続登記の義務化などの法改正もあるので、早めに調べておくと損をしないで済みます。
<重要書類の話し合いのメリット>
・不要な契約内容を見直すことができる
・節税対策ができる
次に、実家の生前整理をする前の注意点と手順を説明します。