[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

実家がゴミ屋敷化、今すぐ片づけるべき? 5つのチェック&生前整理の流れを解説

2022/11/29 19:30
伊藤まき(収納ライター)

「生前整理」をする前の注意点

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引き出しや扉の中にモノを押し込みがち(C)maki_organize

 親が健康なうちに、財産の整理や持ち物の処分をしておくことを「生前整理」といいます。ただ、実家は「親の所有物」なので、子どもが勝手に進めるのはNG。とはいえ、何十年もかけて増やしたモノを親だけで片付けるのも無理があります。まずは子ども部屋から片付けて「処分費が安いうちに一緒に減らそう」「いらないモノを売ればお金になるよ」など、親が得をする提案から歩み寄ると良いと思います。

【流れ1】生前整理は「減らす」からスタート

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着れる服だけハンガーに吊るして、他は処分と保管(C)maki_organize

 子どもから見ると重くて扱いにくい古い家具も、親の感覚では「高かったモノ」「今の時代では買えないモノ」。一気に捨てずに「減らす」作業から始めます。荷物がまとまり、親がスッキリした暮らしを気に入ったらからでも、本格的な処分は遅くありません。

【流れ2】親が管理できる量に減らして、わかりやすく配置する

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親がわかりやすいように配置します(C)maki_organize

 モノの数を減らしたら、残したモノを管理しやすいように配置します。基本的には、親のやり方(以前のまま)が使いやすいのですが「腰より下」「肩より上」に置くのは避けたほうが無難。棚の上に平置きする、吊り下げるなど高齢者が取りやすい配置に直します。

【流れ3】親の生活動線上から「倒れるモノ」「床に置くモノ」をなくす

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右手側によく使う道具を。歩く側はスッキリと(C)maki_organize

 床につまずくようなモノを置かないように、レイアウトもスッキリ見直します。リビング、寝室、キッチンも動線(歩き回る道)は、凸凹がないように。倒れたら動線を塞いでしまうような家具は、壁に固定するなどしておきましょう。


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