ジュリー氏を徹底糾弾する「文春」――「第2のKing&Prince」生まれる可能性を予感させる“証言”も
ジャニーズ事務所社長・藤島ジュリー景子氏と、「週刊文春」(文藝春秋)の熾烈なバトルが、芸能関係者を沸き立たせている。同誌は滝沢秀明氏の電撃退社、King&Prince(以下、キンプリ)メンバーの脱退・退所発表に際し、11月10日発売号で「キンプリ 滝沢秀明を壊した ジュリー社長“冷血支配”」という記事を掲載。騒動の内幕を詳報した。
一方のジャニーズサイドは、同記事は「事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む」とし、文藝春秋に対して「法的措置を検討しております」と、報道各社を通じて異例の警告を行った。しかし同17日発売の「文春」は、そんな抗議をあざ笑うかのように、「ジュリー社長の正体」という大特集を展開したのだ。
これまで数多くのジャニーズスキャンダルを世に放ってきた「文春」は、同社と“天敵”関係にある。しかし、今回のように、「法的措置」を匂わせるケースは非常に珍しいという。
「ジャニーズ事務所はこれまで、週刊誌のスキャンダル記事は基本的にスルー対応。未成年との飲酒同席など、所属タレントの行為が法に触れる可能性のある場合のみ、コメントを出したり、当該者に処分を下すケースが目立ちました。今回『法的措置検討』と警告したのは、異例の対応といえます」(テレビ局関係者)
その原因は、滝沢氏やキンプリメンバーを“冷遇”していたとして、ジュリー氏本人が徹底的に糾弾されているからとみられる。
「同記事では、ジュリー氏がキンプリメンバー5人との面談中、『私のこと嫌いなんでしょ。あなたたちなんか私の手に負えないから知らない』と言い放ったという衝撃のシーンが詳報されたほか、高校生の愛娘がなにわ男子のファンであり、グッズ制作にも関与していると伝えられています。ジュリー氏は以前から、週刊誌に自分のことを書かれたり、写真を掲載されるのを極端に嫌がっていただけに、今がその時とばかりに『文春』サイドに反論したのではないでしょうか」(同)
しかし「文春」は、ジャニーズからの警告などどこ吹く風。最新号では、ジュリー氏の生い立ち、半生を振り返るという特集を掲載している。
「ジャニーズと懇意の週刊誌が同社を擁護し、滝沢氏を腐す記事を出す中、『文春』はジュリー氏批判に舵を切っています。ジャニーズにケンカを売る形にはなったものの、『文春』のアイデンティティを見せつけたといえるでしょう。なお世間的にも、滝沢氏やキンプリへの同情票が寄せられる一方、ジュリー氏に懐疑的な声が多く、『文春』の記事に支持が集まっています」(同)
なお最新号の記事には、「ジュリーさんは言うことを聞くタレントの面倒はよく見るけど、キンプリのように彼女のやり方に疑問を持つ子たちが厚遇されることはありません」という事務所関係者の証言が掲載されている。
「つまりこれは、ジュリー氏に従順か否かで、グループの売り出し方に優劣がつけられるということを意味しています。メンバー間のスタンスの違いによってグループが分裂することも考えられるだけに、ジュリー氏がこうしたタレントへの対応をあらためなければ、“第2のキンプリ”が生まれる可能性もあるでしょう。そんなことを予感させる今回の記事は、第1弾以上に破壊力が強い内容といえます」(スポーツ紙記者)
「文春」による強烈な“二本目の矢”を食らったジャニーズサイドだが、再度何らかの警告を行うのだろうか。今後の展開に注目したい。