コラム
暗黙のママ友ルールウォッチング
西松屋の着古したトレーナーを「おさがり」に? ママ友から古着を押しつけられ「正直いらない」
2022/11/13 16:00
「クリアボックスに残っていたファミリアの古いデザインの服を手に取って、『これはブランド物だから絶対持っていったほうがいいよ!』と言ってきたんです。穂香があまりにもゴリ押ししてくるので、仕方なくもらって帰りました」
穂香さんの娘は背が高いほうで、靴のサイズアウトも早いとのこと。靴箱に入った子ども用スニーカーを何足か渡されて、「これファーストシューズにどう? あんまり履いてないからキレイでしょ」と勧められたそうだ。
「一応、洗ってはくれたと思うのですが、白いスニーカーなので、うっすら汚れが……。正直、いらないなって思いました。それに、さすがにファーストシューズは自分で購入したものを履かせたいし、サイズもうちの子には大きかったので、『ちょっと履かないかな』って、やんわりお断りしたんです。そうしたら『どうして? アシックスだしまだ履けるよ!』と、またゴリ押し。結局、もらうことにしました。帰り際に、彼女が娘に『これはリサイクルといって、良いことをしたんだよ』と満足げに語っていたのを見て、モヤッとしましたね」
麻美さんは帰宅後、あることに気づいてさらにガッカリしたという。
「一度洗濯するために、洗濯表示のタグを見たんです。そうしたらまったく知らない子の名前が書いてありました。おさがりの服を、また別のママ友に譲るっていう神経も信じられないし、それなら先に言ってほしかった。彼女は、服を捨てることに抵抗があって、ただ私に押し付けたかったんだなって思いましたね。ママ友におさがりをあげるってよくありますけど、『状態のいいものだけを譲る』『ほかの人から譲られたものはあげない』っていうのは、暗黙のルールですよ」