『世にも奇妙な物語』パクリ疑惑、リメーク版が不評……物議を醸した迷作4作品
「なお、ストーリーではなくキャスティングが物議を醸したケースも。17年10月14日に放送された『世にも奇妙な物語 ’17秋の特別編』内の1作『女子力』は、前年4月にフジを退社した加藤綾子アナウンサーを主演に抜てき。加藤にとってはこれがフリー転身後初の俳優仕事、そして初主演作となりましたが、ネット上では『完全に話題性だけ』『なんで素人を主役に起用するの?』といったブーイングが巻き起こったんです」(同)
そんな加藤が“インスタグラムに夢中な会社員”という設定の主人公・綾子を演じた『女子力』は、「超短編」といえるほど、あっという間に物語が終わったため、ネット上では「短っ!」「あれだけカトパン主演って宣伝してたのに」とあきれられていたほか、「演技力ないし、これくらいでちょうどよかった」といった皮肉も散見された。
「一方、15年11月21日に放送された『世にも奇妙な物語』の『傑作復活編』では、1992年6月11日放送の『ハイ・ヌーン』を和田アキ子主演でリメーク。漫画家・江口寿史氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載していたギャグ漫画『すすめ!!パイレーツ』内のエピソードを原作とし、サラリーマン風の主人公の“男”が、食堂で注文した料理を次々に平らげていくという独特な世界観の話で、92年版の主人公は玉置浩二が演じ、業界内外で“名作”と評されています」(スポーツ紙記者)
15年のリメーク版では、局側は“和田が初の男役に挑戦する”という点も大々的にPRしていたのだが……。
「正直、男性キャラクターを女性に演じさせる“意図”がまったくわからない出来でした。フジは『和田が“男”を演じる』という話題性のみを優先してキャスティングしたのではないでしょうか。ネット上でも『なんで和田アキ子?』『別に嫌いじゃないけど、一気にコント感が出ちゃうね』などと難色を示されていました」(同)
今回、新たに土屋や沢村、観月、渡辺の主演で放送される作品が、「迷作」でないことを祈るばかりだ。