【薬剤師監修】頭皮のかゆい! 自宅でできる簡単セルフケアと、病院受診の目安は?
・当帰飲子(とうきいんし):体が冷えて、分泌物の少ない慢性湿疹やかゆみのある方
血(けつ)が不足した「血虚」の状態による皮膚乾燥に適した漢方薬です。
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう):急性湿疹やじんましんなどの方
できものや急性の炎症など、かゆみや熱を伴う化膿性の皮膚疾患でしばしば用いられる漢方薬です。
漢方薬は、自分の状態や体質に合ったものを選ばないと効果を感じられないだけでなく、副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬からご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。
そんなときは、薬剤師に気軽に相談できる「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用すると安心です。あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
5. 頭皮環境改善のカギは、毎日の生活習慣
頭皮湿疹は、脂漏性湿疹や皮脂欠乏性皮膚炎などさまざまな原因で起こります。強いかゆみや炎症がある場合は皮膚科に相談してください。
日々のセルフケアで頭皮環境を整えることも大切です。頭皮乾燥を避けたり、生活習慣を整えて頭皮のターンオーバーを促したりするとよいでしょう。
漢方薬で体の内側から肌に働きかけていくのもおすすめです。専門家に気軽に相談してみてくださいね。頭皮トラブルを改善して、健やかな毎日を送りましょう!
薬剤師・竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信を行う。