【薬剤師監修】疲れを取りやすくする「お風呂の入り方」とは? 肉体疲労は「42~43℃で5分以内」
最近ブームになっているサウナも、疲労回復に効果的。サウナは80~90℃の熱気浴で、入ると血行が安静時の約2倍に高まります。そのため、酸素を取り込む量が増えて疲労回復につながるのです。
サウナは「暑くてつらい」というイメージから、なかなか足が向かない人もいるでしょう。しかし、サウナにもさまざまな入浴法があり、目的に合わせて入ることができます。
例えば、肉体疲労には高温のサウナ、精神的な疲労にはぬるめのサウナが効果的。また、なんとなく疲れている人には、サウナと水風呂へ交互に入るのがおすすめです。自律神経の調節力が高まり、体調を整える効果が期待できます。
4.慢性的な疲労を改善する「漢方習慣」
疲れを溜めないようにするには、毎日の習慣が大切です。しかし、入浴をついついシャワーで済ませてしまう人や、サウナに通う時間がなかなか取れない人もいるでしょう。
そのような人は、疲労に効果のある漢方薬を生活に取り入れて、習慣化してみてはいかがでしょうか?
漢方薬は、足りない栄養を補うだけでなく、消化・吸収の機能を回復し、必要なところに栄養を届けて疲労回復の手助けをしてくれます。そのため、根本から疲労回復を目指すことができ、疲れにくい体を手に入れられるのです。
疲労改善には、「消化・吸収機能をよくして栄養の吸収を高めて疲れを取る」「自律神経のバランスを整え、ストレスによる疲労を減らしたり、睡眠の質を上げたりする」「体を温めることで、疲れた筋肉をほぐす」といった効果の期待できる漢方薬を選びます。このように、漢方薬は「肉体的な疲労」と「精神的な疲労」へ同時にアプローチができます。
漢方薬は、毎日飲み続けるだけなので手軽なうえ、疲労のほか、冷えやむくみなどの不調も同時に改善することも可能。習慣化するのも簡単なので、ぜひ試してみてください。