【連載】“買い物狂い” の散財日記 第262回

メルカリで安く買った「工場余剰品」のニット、クリーニングNGに! “タグなし”アイテムに潜む思わぬリスク

2022/10/19 21:00
千葉N子(ライター)
(C)千葉N子

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 可愛い服がほしいな~と思ったとき、私が開くサイトといえば、「ベイクルーズストア」。案の定、「んぎゃわいい~~~!」という服を見つけたんですよ。それは、「IENA(イエナ)」の「ファインウール ショールカラーリブプルオーバー」というニット。襟がどーんと大きく、Vネックになっているので、ネックレスを着けたらよく映えそうです! 

 しかし、問題はすでに売り切れていること……。でもね、あたしゃ諦めないわ! なんっちゅーたってあたしには奥の手があるのよ!!

 それは「フリマアプリ」! 人気の商品に限って、フリマアプリでは手数料を上乗せした、定価よりも高い値段でよく売られているんです。出品者からすると、手数料を引けば、売り上げは結局定価分くらいにしかならないし、利益目当ての“転売ヤー”ってわけではないと思うんですが……。購入したものの、イメージと違っていたり、サイズ感が合わなかったりして売りたくなっちゃったのかなぁ。

 いずれにせよ、今回もフリマアプリに突撃です。すると、やはりありました! しかも、定価1万5,400円くらいの値段で売られている中、9,500円で出品している人を発見! 2~3年前に販売されていたアイテムであれば、値下げされていてもおかしくはありませんが、この服は昨年の秋冬シーズンに販売されたもの。なぜだろうと思いながら商品説明欄を見ると、確かに“訳あり商品”ではありました。


「正規工場の余剰分のため、タグ類(ブランドタグ、品質表示タグ含め)つけておりません。ご注意&ご理解のうえご購入をお願いいたします」

 と書いてあったのです。ふうむ。タグがないのか……。でも、別にタグなんてなくったって、着られればいいんじゃないの? それで1万5,400円のものが9,500円になるなら、あたし買いまーす!

 そんなわけで、私はこのニットを9,500円で購入。手元に届いたニットは、想像通りでめちゃくちゃ可愛いものでした。生地も柔らかく、体のラインがきれいに出ますし、デコルテが広く開いているため、着やせして見えます。うーん、購入してよかったあ♪

 それから数日……。ステディが仲良くしているご夫婦に食事に誘われ、私はそのニットを着て出かけることに。そしてカレーをご馳走になり、楽しい時間を過ごしました。しかし、家に帰って、ニットを脱いだ時のこと。黄色いシミがついているのを発見してしまったのです……! なにこれ、カレーつけちゃった!?

 しかも、赤いシミもついていて、こちらは口紅のよう。ぎええええええ! こ、こりゃクリーニングに持っていくしかねえ!!


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