後藤祐樹『アウトローの哲学』から読む、刑務所でのイジメと読書の大事さ! 元女囚がウルッときたポイントは?
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
Paix²が「内閣総理大臣賞」受賞
毎日ヤなニュースばっかりですが、久々にええ話が来ました。Paix²(ペペ)のお2人が、「令和4年安全安心なまちづくり関係功労者 内閣総理大臣賞」を受賞されたそうです。「平素からそれぞれの地域・分野で防犯や再犯防止に関する取組に御尽力」されたのが理由なんですね。
Paix²のお2人とは座談会でお会いしてますから、瑠美も自分のことみたいにうれしいです。Paix(フランス語で「平和」)が2人、の意味やそうですから、瑠美も入れて「ペペペ」で企画をお願いできないかなとマジで考えてます。
ムショでのイジメ
Paix²のように再犯防止のためにがんばっている人たちもいますが、ムショそのものがアカン「現実」もあります。
元モーニング娘。のゴマキ(後藤真希)の弟で元EE Jumpのユウキこと後藤祐樹さんの新刊『アウトローの哲学(ルール) レールのない人生のあがき方』(講談社ビーシー)が話題ですが、ムショを「精神的におかしくなるような環境が整えられている」とか、「刑務所を『矯正施設』といっているが、逆のための施設としか思えない」と書いています。まあそうですね。
前にも書きましたが、やっぱり男子刑務所のイジメのほうがえぐいですね。でも、後藤さんは自分から雑居に入っているようなので、そこはなんかなーとも思います。
まあ後藤さんの場合は、無邪気に「芸能人が来た」と歓迎してくれる懲役(受刑者)もいてたようですが、雑居のイジメは超えぐいので、詳しくは本を読んでください(これ重要)。それと、自分が気に入らない懲役をいじめるようにそそのかす刑務官もいてるんですね。女子刑務所もイヤキチ(いじわる)はされましたが、男子刑務所ほどではなかったです。