清野菜名&松坂桃李『耳をすませば』、本編映像が物議! 有名セリフを再現も「不自然」と批判
1995年にスタジオジブリでアニメ映画化された『耳をすませば』が、清野菜名と松坂桃李のダブル主演により実写化される。10月14日に公開を控えている中、このほど本編映像が解禁されたが、ネット上で物議を醸してしまった。
『耳をすませば』の原作は柊あおい氏の同名漫画で、読書好きな女子中学生・月島雫が、夢に向かって生きる同級生・天沢聖司に思いを寄せる青春ラブストーリー。実写版では、原作やジブリ映画で描かれた中学生時代の物語に加えて、10年後の物語が完全オリジナルストーリーとして描かれるという。
「今回公開された映画の本編映像は、中学時代の雫(安原琉那)と聖司(中川翼)の出会いのシーンなどで、原作やアニメ映画版で有名な雫のセリフ『やなヤツ! やなヤツ!』も再現されていました。しかし、ネット上では『セリフがあまりにもジブリのまんまで、逆に不自然』『演技というか、ただのモノマネにしか見えない』などと否定的な反応も目立っています」(芸能ライター)
同作は2020年1月に制作が発表され、同9月に公開予定だったものの、コロナ禍が長引いたことで撮影を中断し、公開延期に。今年9月に公開されたインタビュー映像では、雫役の清野菜名が「コロナがはやってしまって不安の中、皆で考えながら撮影をどう進めていくかとか、いろいろ大変だった」と苦労を明かし、「とてもかわいらしく甘酸っぱい映画になったと思います。たくさんの人に絶対に見ていただきたいです」とアピールしていたが……。
「そもそも同作は、制作発表時点から『名作に傷をつけるようなことするな』『実写化なんて望んでない』といった不満の声が噴出。さらに、アニメ映画版で聖司はヴァイオリン職人を目指していたものの、実写版ではチェロ奏者になっており、設定の違いに対する疑問の声も多いです。また、アニメ映画版の主題歌が『カントリー・ロード』である一方、実写版では松坂と同じ事務所に所属する女優・杏による『翼をください』のカバー曲が採用されていることにも、違和感を覚えるネットユーザーが散見されます」(同)
なお『耳をすませば』は、アニメ映画版の聖司の声優を当時14歳だった高橋一生が務めていることでも知られている。今のところ、高橋の出演はアナウンスされていないが、高橋のサプライズ出演に期待する声も少なくないようだ。
制作発表時からネガティブな反応が多く、本編映像の評判も微妙な印象の同作。公開後、ジブリファンの違和感を払拭できるといいが……。