サイゾーウーマン芸能テレビドラマレビュー『ザ・ノンフィクション』お父さんは「いない」という長男の複雑な気持ち「ボクのおうちに来ませんか2 ~モバイルハウスと新たな家族~」 芸能 『ザ・ノンフィクション』レビュー 『ザ・ノンフィクション』お父さんは「いない」という長男の複雑な気持ち「ボクのおうちに来ませんか2 ~モバイルハウスと新たな家族~」 2022/10/03 21:05 石徹白未亜(ライター) 『ザ・ノンフィクション』レビュー 『ザ・ノンフィクション』複雑な心境を話す息子の一方、母は…… あおしがそのように、繊細な思いを表現しようと模索しているのに対し、それを横で聞いていた朱里は「みんなでそう思い合えるならうれしい」と涙をぬぐっており、これはかなり“雑”だと思った。 朱里の「みんなでそう思い合えるならうれしい」の「そう」は「家族になる」ということなのだろう。番組を見る限り、これはその直前に発せられた息子二人の言葉を受けたものだが、赤井は結局、結婚について明言していない。さらに、その直前のやりとりでもストレートに家族になりたいと言っているのはとうわで、あおしの心境はもう少し複雑に見えた。 番組を見る限り、明らかに家族になりたい意向があるのは朱里ととうわの2人だと感じる。しかし、朱里は4分の2の意見なのに「“みんなで”そう思い合えるならうれしい」と言ってしまうあたり、自分の都合の良いように解釈しているようにも聞こえた。朱里が結婚したいのはよく伝わったので、「私は結婚したい」と言えばいいのに、と思う。 次のページ 『ザ・ノンフィクション』モバイルハウスに暮らしながら、それほど自由を望んでいない? 前のページ1234次のページ 関連記事 『ザ・ノンフィクション』定住しない30男、「住まい」に関する信念「ボクのおうちに来ませんか ~モバイルハウスで見る夢~」『ザ・ノンフィクション』母の願い「家族一緒に」は、子の負担にもなる「ボクと父ちゃんの記憶2022後編 ~18歳の夢 家族の夢~」『ザ・ノンフィクション』28歳、自分探しの旅の結末「彼女が旅に出る理由 ~すれ違う母と娘の行方~」『ザ・ノンフィクション』お父さんみたいにならないで、という母親の呪い「都会を捨てた若者たち 前編 ~27歳の迷い道~」『ザ・ノンフィクション』こだわりと意地の境界線「泣かないでアコーディオン ~シングルマザーの大道芸人~」