男性アイドル
[再掲]いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道

ジャニー喜多川氏との“夜の儀式”――「僕のペニスを吸っているのは……」15歳の“僕”が越えた最後の一線

2022/10/23 10:00
渡邊孝浩

 こんなことが許されていいはずはない。

 だが、デビューへの道のりと思ってこの地獄に耐えてきた木山氏に、ついにデビューが決まる。

「次のデビューが決まったよ。グループ名は『光GENJI』。そこのメンバーにYOUは入るからね。佐藤も諸星も一緒だよ」

 しかし、実際に、光GENJIとしてポスター撮りや、アイドル誌の取材まで受けながら、デビューしたグループに木山氏の姿はなかった。

 彼になにがあったのか。次回では、木山氏がデビューを目前にジャニーズを去る原因となったという、都市伝説的に語られてきた、ジャニー氏のもう一つの重大疑惑について、複数の告白本から改めて検証していこうと思う。

(渡邊孝浩)

※今日では差別意識を助長する表現ですが、「逆セクハラ」同様、「セクハラ」が男性から女性への“行為”と限定されていた当時の社会的状況を伝えるため、時事用語と捉え、1999年の「週刊文春」(文藝春秋)報道から引用しています。


<バックナンバーはこちらから>

54年前、毒牙にかけられた「初代ジャニーズ」(第1回)
16歳の「おれ」にジャニー喜多川が繰り返した性行為(第2回)
13歳を誘い犯した、ジャニー喜多川のパワハラと“行為”(第3回)
16歳の“僕”が「スター抜てき」と引き換えたもの(第4回)
「行為」をしなければJr.で終わる(第5回)
ジャニー喜多川氏の「泡風呂の儀式」「頬にキス」(第6回)

最終更新:2023/09/08 19:10
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