『ONE PIECE FILM RED』が『エヴァ』超えの1位、橋本環奈『バイオレンスアクション』9位で大コケ! 映画動員ランク
人気漫画『ONE PIECE』(集英社)を原作としたテレビアニメの劇場版『ONE PIECE FILM RED』が、全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、8月20日~8月26日)で3週連続1位に輝いた。
同作は、音楽の島・エレジアが舞台。世界で最も愛されている歌姫にして、シャンクスの娘であるウタをめぐって、さまざまな思惑と真実が絡み合い、苛烈な争いへと発展していくさまを描く。『ONE PIECE』の原作者・尾田栄一郎氏が総合プロデューサーを務めていることでも話題を集めている。
公開23日間で興収114億5400万円、動員820万人を突破するなど絶好調で、シリーズの最高興収であった『ONE PIECE FILM Z』(2012年公開)の興収68.7億円をあっさり超えた。さらに、昨年公開のアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の興収102.8億円をも抜き去るほどのヒットを記録中。一体どこまで記録を伸ばすのか、今後も引き続き注目が集まるだろう。
続く2位には、公開5週目の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が入った。こちらは公開31日間で興収54億8436万円、動員367万を記録。この数字だけを見るとヒット中に思えるものの、前作『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(18年)が興収80億円だったことを考えると、“物足りない結果”ともいえそうだ。
この結果を裏付けるかのように、SNS上では「前作よりスケールが小さくてがっかり」「期待してただけに、つまらなく感じた」「何度か見に行く予定だったけど、1回でいいや」などと、辛辣な感想も少なくない。このまま動員は伸び悩んでしまうのだろうか?
3位は、人気アニメ「怪盗グルー」シリーズに登場するミニオンたちを主人公にしたスピンオフアニメの第2弾『ミニオンズ フィーバー』。なんと、公開7週目でもなお上位にランクインしている。さらに、4位も公開14週目の『トップガン マーヴェリック』、5位も公開7週目の『キングダム2 遥かなる大地へ』と、長期ヒット作が続く。この夏、トップ10にランクインし続けた3作だが、9月以降も勢いは衰えなさそうだ。
続く6位には、03年の大ヒット映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』が公開2週目でランクイン。同作は、今年8月11日〜9月8日に開催中の「夏の思い出、ゲットだぜ!25周年ポケモン映画祭」のプログラムとして再公開されたもの。過去作ではあるものの、トップ10にランクインするという、『ポケモン』人気を証明するような結果となった。