【眼科医が選んだ】市販目薬ベスト5!「充血スッキリ」「視界クリア」おすすめランキング&選び方
コンサート参戦時や舞台観劇の際に欠かせないアイテムの一つである「目薬」。クリアな瞳で“推し”の姿を見るため、必ずカバンの中に忍ばせているという人は多いのでは? ドラッグストアには、「充血」「目の疲れ」「目のかすみ」などの症状に合わせて、さまざまな目薬が並んでいるが、高い効果を期待できるのは、いったいどの商品なのだろうか。
そこで、サイゾーウーマンでは、アイケアクリニック院長・佐藤香先生にインタビューを実施。目薬選びのポイントや注意点、おすすめの市販薬について解説いただいた。
目薬を選ぶ際は、「防腐剤」の有無をチェックすべし!
――目薬を選ぶ上で気を付けるべきポイントはありますか?
佐藤香先生(以下、佐藤) 「防腐剤」の有無に注目していただきたいですね。防腐剤が入っていると、開封後も比較的長く使用できる反面、防腐剤の成分によって角膜に傷がついてしまうこともあります。最近は、以前よりも成分にこだわっている商品がたくさんありますから、パッケージをよく見て、できるだけ防腐剤フリーの目薬を選んでいただきたいです。
また、目が充血している場合、ウイルス性の結膜炎などほかの病気を患っている可能性もありますから、充血の度合いが普段より違うとか、目ヤニが出る、視界が曇るなど、何か症状があったときには市販薬で済ませず、必ず眼科を受診してください。
――使用頻度の目安はありますか?
佐藤 防腐剤入りの目薬の場合、さしすぎるとその分だけ角膜に傷がつくリスクが高くなりますが、防腐剤が入っていない安全な製品を、健康な目にさす場合は、日常的にお使いいただいて構いません。
――そのほか、使用する上での注意点はありますか?
佐藤 基本的に、開封後は1カ月くらいで新しいものに変えてほしいです。また、容器の先(さし口)を指で触らないよう注意しましょう。そうしないと、付着した菌が増殖して目の中に入ってしまう可能性がありますから、より清潔な状態を保つようにしてください。
――目薬によっては、コンタクトレンズ装着時も使用可能な商品がありますよね。その場合、カラーコンタクト(以下、カラコン)着用時も使用できるのでしょうか?
佐藤 基本的に、カラコンはソフトコンタクトの部類に入るので、ソフトコンタクト用の目薬であれば、ご使用いただけます。ただ、カラコンの種類によっては、レンズの外側に直接色素をプリントしてあるために、色素が外へ漏れ出してしまうという粗悪品もありますから、レンズとレンズの間に色素を挟み込む“サンドイッチ構造”の商品を装着いただいた上で、ソフトコンタクト用の目薬をお使いいただければ、より安全かと思います。