カルチャー
【サイジョの本棚・打ち合わせ編】
乃木坂46・齋藤飛鳥の愛読書に“セクシャルなテーマ”がある? 『夜のミッキー・マウス』読んでみた
2022/08/28 11:00
『夜のミッキー・マウス』(新潮文庫/著:谷川俊太郎)※文庫版がおすすめ!
詩人はいつも宇宙に恋をしている。作者にも予想がつかないしかたで生まれてきた言葉が、光を放つ。「夜のミッキー・マウス」「朝のドナルド・ダック」「詩に吠えかかるプルートー」そして「百三歳になったアトム」。ミッキー・マウスもドナルド・ダックもプルートーもアトムも、時空を超えて存在している。文庫版のための書下ろしの詩「闇の豊かさ」も収録。現代を代表する詩人の彩り豊かな30篇。
『ミシンと金魚』(集英社/著:永井みみ)
「第45回 すばる文学賞」受賞作。認知症を患うカケイの視点で進む物語。カケイは、ある時病院の帰りに「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と尋ねられ、来し方を語り始める。暴力が身近だった幼少期、娘や息子の死——。暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟……絡まりあう記憶の中から語られる「女の一生」。
最終更新:2022/08/28 11:00