サイゾーウーマンカルチャーインタビュー「子連れ専用車両」に賛否両論 カルチャー [再掲]インタビュー テレ朝『グッド!モーニング』で「子連れ専用車両」が議論に――子育てネットNPO理事は「基本的に反対」? 2022/08/17 19:10 サイゾーウーマン編集部 インタビュー 写真ACより 8月17日に放送された朝の情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)にて、「お子さま連れ専用車両」が特集され、ネット上で議論を呼んでいる。 JR東海は、東海道新幹線「のぞみ号」の一部に、小さい子どもを連れて旅行に出かけたり、帰省したりする利用者のために「お子さま連れ専用車両」を設置。夏休み中の期間限定だといい、番組内では「利用者の要望に応える形で運行」と紹介されていた。 今回の『グッド!モーニング』も報じた通り、実は2019年から、都営地下鉄・大江戸線は一部車両に「子育て応援スペース」を設けている。さらに、今春からは小田急電鉄が一部の車両に「子育て応援車」を導入。こちらは誰でも乗車できる車両だが、利用の際は「子連れの方が安心できるように見守りましょう」と呼びかけられていると伝えた。 このように、子連れ客が安心して利用できる車両の設置は徐々に増えているが、ネット上には「これは子育て家庭にとって朗報!」「子どもが泣き出した時、親の心労は相当なものなので、少しでも負担が減るのはありがたい」などと賛成の声がある一方、「子連れの方が一般車両に乗りづらくなるのでは?」「『子育て専用車両なら何してもいい』と勘違いする親が乗ってきて、無法地帯になりそう……」といった疑問や懸念の声も見られ、賛否両論だ。 それでは、すでに「子育て応援スペース」を設置している大江戸線は、どのような状況になっているのだろうか? サイゾーウーマンでは2019年に東京都交通局を取材し、利用者からどのような反応が届いたのか聞いていた。 さらに、「NPO法人せたがや子育てネット」代表理事、「NPO法人子育てひろば全国連絡協議会」理事である松田妙子氏にも、「子ども連れ専用車両」について語っていただいたが、「私は基本的に反対」なのだとか。一体、その理由とは――『グッド!モーニング』をきっかけに議論が巻き起こっているいま、改めて同記事を掲載する。 (編集部) (初出:2019年11月21日) 電車内でのベビーカー利用は「ルール化すべきでない」――ネット上の論争が見落としていること ベビーカーで公共交通機関を利用する際、肩身の狭い思いをする人が後を絶たない――ここ何年か、そんな話をよく耳にする。乗客から「邪魔だ」などと直接文句を言われたり、舌打ちされたといった親の体験談がネット上で散見され、親たちへの共感や同情の声が上がる一方、「混雑時にベビーカーで乗って来るのは避けるべき」「スペースを取るからベビーカーは畳んで」「ベビーカー利用者のマナーがなっていないのでは」といった意見も寄せられるなど、“論争”に発展することも珍しくない。 そんな中、7月31日から、都営大江戸線で「子育て応援スペース」を設けた車両が試験導入されていることをご存じだろうか。これは、市民団体「子どもの安全な移動を考えるパートナーズ」が小池百合子東京都知事と面会し、電車や地下鉄における「子育て応援車両」設置を求める要望書を提出し、実現化されたものだが、実施の告知がされると、ネット上ではこれまた賛否両論が飛び交うことになった。 大江戸線の「子育て応援スペース」導入開始から4カ月がたとうとする現在、果たして東京都交通局には、どのような反響が寄せられているのだろうか。また今回、「NPO法人せたがや子育てネット」代表理事、「NPO法人子育てひろば全国連絡協議会」理事の松田妙子氏に、子育てをする人たちがストレスなく、公共交通機関を利用できる社会になるために「必要なこと」は何か、話を聞いた。 次のページ 大江戸線の「子育て応援スペース」に感謝の声 123456次のページ 楽天 しんかんせんオールスターズ 関連記事 「ベビーカー蹴られた」「くっそ腹立って」元SDN48・光上せあらの“老害ブログ”、批判者へ「お願い」が物議「抱っこ紐は触られやすい」「ベビーカーに虫除けカバー」!? 「#いきなり赤ちゃんに触らないで」問題に悩む、ママたちの対策法「通報するレベル」「理解に苦しむ」“ベビーカートラブル”告発で議論読んだ芸能人3人鈴木亜美「ベビーカー14万円」ほのかりん「掃き溜めを記事に」批判に負けない芸能人交通機関内のベビーカー問題、国が畳まないことを推奨しても現実は厳しい……