芸能
『六本木クラス』は奇跡のV字回復?

夏ドラマ全作品1ケタ落ちの異常事態も……『六本木クラス』『石子と羽男』『初恋の悪魔』に右肩上がりの兆し!

2022/08/11 12:00
サイゾーウーマン編集部
写真ACより

 2022年夏の各局ドラマが世帯視聴率で苦戦する中、唯一2ケタ台をキープしていた綾野剛主演の『オールドルーキー』(TBS系)が、8月7日放送の第6話で、世帯平均視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に転落した。

 これで、今期のゴールデン/プライム帯ドラマはすべて1ケタ落ちという異常事態になったが、厳しい状況の中から“上昇”の気配を見せているドラマが3作品あるという。1本目は、竹内涼真主演の『六本木クラス』(テレビ朝日系)だ。

 同作は、大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』(Netflix)の日本版リメーク。韓国版は、主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)が、父の死に関与しながらも、隠ぺいを図った飲食業界トップの富豪一家「長家(チャンガ)グループ」への復讐心を燃やしつつ、自身が開いた居酒屋「タンバム」での成功を目指し、奮闘するサクセスストーリー。

 一方、日本版では竹内が主人公・宮部新を演じ、六本木の居酒屋「二代目みやべ」の店長として、「長屋ホールディングス」とビジネスバトルを繰り広げる。なお、同ドラマにはそのほか、新木優子や欅坂46(グループは現在「櫻坂46」に改名)出身の平手友梨奈、早乙女太一、香川照之などが出演している。

「初回から9.6%で1ケタ発進となった『六本木クラス』は、その後8.6%(第2話)、7.0%(第3話)と後退していましたが、第4話で8.1%をマークすると、最新の第5話で9.1%まで回復。ネット上では当初『本家と比べると、日本の映像はチープに見える』『展開が早すぎて、ストーリーが軽く感じられる』などと不満が多かったのですが、最近は『テンポが良くて見やすい』『回を重ねるごとに面白くなってきたし、出演者たちの演技力にも惹きつけられてる』といった声が増えている印象です」(テレビ誌ライター)

『石子と羽男』は赤楚衛二人気で視聴率急上昇!?

 V字回復の兆しを見せている2本目の作品は、有村架純と中村倫也のダブル主演作『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)。初回6.9%でスタートを切ったのち、第2話も6.9%、第3話は6.8%と微減したが、最新の第4話で8.4%まで急上昇した。

「同作は、司法試験に4回落ちた東大卒のパラリーガル“石子”こと石田硝子(有村)と、たった1回で試験に受かった高卒弁護士“羽男”こと羽根岡佳男(中村)のコンビが、“誰にでも起こりうる珍トラブル”に挑む中で、自らのコンプレックスと向き合い、それぞれ成長していく姿が描かれます。コメディタッチの作品ですが、ネット上では当初『役者さんたちがスベッているように見える』『ストーリーは面白いけど、コメディ要素には面白さを感じない』などと苦言を呈されていました」(スポーツ紙記者)

 しかし、ここ最近、石子や羽男が勤務する「潮法律事務所」のアルバイト・大庭蒼生役の赤楚衛二が、ネット上で話題を呼んでいるという。

「赤楚といえば、17年9月~18年8月に放送された特撮番組『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)で注目を浴び、20年10月期に主演したBLドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)は映画化に至るほど大ヒット。ファンが激増中の若手俳優とあって、『石子と羽男』にも『赤楚くん目当てで見てます!』という視聴者が少なくありません。彼が演じる大庭は、高校の先輩でもある石子に片思いしている役どころなので、『大庭くんが可愛すぎて、毎週このドラマを見るのが楽しみ』『大庭くんを応援したい!』といった盛り上がりも見せています」(同)

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