サイゾーウーマンインタビュースノ、JO1、LDHはタイで「売れる」? 男性アイドル インタビュー Snow Man、JO1、LDH若手2組……タイで「売れる」グループは? タイポップス探検家が大分析! 2022/08/11 15:00 山麓園太郎(タイポップス探検家、ラジオDJ) インタビューJO1BALLISTIK BOYZ ジャニーズでは見られない、タイアーティストの「神対応」 ――音楽面以外で、日本のボーイズグループがタイで人気を得るカギはなんだと思われますか? 山麓 ずばり、「ファンサービス」です。例えば、日本ではコンサート中に客席に手を振ることもファンサービスに数えられると思いますが、タイのアーティストはコンサート中、客席に降りていっちゃいます(笑)。客席中を練り歩いて、サビの「愛してるよ」みたいなフレーズで、あえて目の前にいる1人のファンに向けて歌う……これがタイのファンサービスです。日本のアーティストがここまでやったら「神対応」と絶賛されると思いますが、タイでは「普通」のこと。これは大きな違いでしょう。 また、イベント中にファンから写真をお願いされたら、肩を組んでツーショットを撮ってくれるなんてことも。よっぽど怪しい人じゃなければ、基本的に「誰でも写真OK」というほど寛容なんです。なぜならば、ファンがこうしたツーショット写真などをSNSにアップすること自体が、タレントのプロモーションだと考えている芸能事務所が多いから。たくさんの「いいね」がついて話題になれば、それだけで宣伝になりますよね。 ――ジャニーズを筆頭にタレントの肖像権に厳しい日本では、なかなか見られない対応です。 山麓 日本は基本的に、コンサート中に写真や動画を撮影するのも禁止ですよね? でもタイでは、スマホやカメラで推しを撮影して、YouTubeやSNSにアップするのが普通。むしろ日本のように、撮影が禁止されている国のほうが少ないと思いますが……。とにかく、日本からタイに進出するなら、そのあたりの文化もタイ側に合わせる必要があるでしょうね。 特にジャニーズは肖像権に厳しい事務所だと思うんですが、タイのイベントに限って写真撮影OKにするとか、ローカルルールへの歩み寄りは必要だと感じます。 ――そのほかにも、日本とタイのアイドルカルチャーで大きな違いはありますか? 山麓 タイの人たちには「担降り」という概念があまりないかもしれません。「推しは多いほうが楽しい」といった感じで、ずっと同じアーティストを応援しながら、新人にもすごくオープンマインドで、気になったらその人も一緒に推すという感じ。常にアンテナを張って、ちょっとでも引っかかったものはどんどん吸収していくような人が多いですね。 次のページ LDHの「勉強しに行く」姿勢は、ジャニーズ&吉本に一歩リード 前のページ123456次のページ 楽天 KIZUNA (通常盤 CD+SOLO POSTER) ※イベント抽選対象外 関連記事 【JO1ファン“JAM”座談会】ジャニーズ所属なら「もっと売れてた」!? 異例の3年目、メンバーよりも事務所に言いたいこと【JO1ファン“JAM”座談会】YouTubeの新企画は「打ち切り状態」、センター問題は1年で解消!? 2021年の活動を振り返るなにわ男子、『紅白』初出場は確定ルート!? ジャニーズ事務所は“売り上げ優位”のSnow Man以上の期待?Hey!Say!JUMPがランクイン! ダンサーチーム「RAB(リアルアキバボーイズ)」が選ぶ、上半期ジャニーズダンス楽曲ベスト3「NiziUの存在感がなくなりそう」の声も……LDH「iCON Z」オーディション、三代目JSB・登坂広臣プロデュースグループは「競合になる」!?