サイゾーウーマンカルチャーインタビュー医師に聞く「女性ならではのADHDの苦労」 カルチャー [再掲]インタビュー 木下優樹菜、ADHD告白に賛否両論! 医師が語る、具体的な症状と「一番顕著な悩み」 2022/07/26 15:19 サイゾーウーマン編集部 インタビュー ADHDの陰に潜む“性差” ――本書は、『わたし、ADHDガール。恋と仕事に困ってます。』というタイトルの通り、ADHD女性に特化した内容になっています。女性ならではのADHDの苦労というのはあるのでしょうか。 司馬 発達障害は男性に多いと言われていますが、「困っている」と自覚している大人の女性は多い。女性は小さい頃から、周りの親や教師などから“女の子なのにどうか”というふうに、厳しい評価にさらされがち。性差という部分でも、ADHDの女性はしんどさを感じやすい面があるため、自己肯定感も弱くなりやすいのです。 ――具体的にはどういうことでしょうか。 司馬 先ほど、片づけができないことに悩むADHD女性が多いと言いましたが、女性は「家事が得意」「水回りも綺麗にしている」「しっかり者」といった世間のイメージがあるんです。男性がシンク周りを汚くしていても「やっぱり男の子ね」「男だからしょうがない」で済むのに、女性の場合は「女として最低」などと、存在を否定されてしまいがち。同じくらいだらしなくても、女性だけが、周りからなんだかんだと言われるようです。 それに日本の女性は、結婚、出産にともない、たくさんの役割を担わされる面がある。結婚をしたら、たとえ共働きでも、女性の方が家事をするものだという風潮が根強くありますし、また、いまだに育児の主な担い手は女性です。このように、日本の女性は社会に求められる役割が多いだけに、ADHD女性が生きづらさを感じやすいのではないでしょうか。 (取材・文=池守りぜね) <後編はこちら> 「『私はADHDだから』と開き直らないで!」精神科医が“自称ADHD”たちに伝えたいこと 発達障害の一種であるADHDに悩む大人の女性たち――そんな彼女たちが恋や仕事で壁にぶつかった際の対処法をまとめたのが『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます...サイゾーウーマン2019.01.20 司馬理英子(しば・りえこ) 1978年 岡山大学医学部卒。医学博士。1983年に同大学大学院卒業後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについて研鑽を積む。1997年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。同年帰国し、司馬クリニックを開院。中学生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う。 <関連記事> 初体験はインド人、親に内緒で中国人と入籍……刺激を求める「ADHD女子」の恋愛遍歴とは? 最近、よく目にするようになった「大人の発達障害」と、それに伴う「生きづらさ」。しかし、「生きづらさ」と一口に表されても、具体的にどのような悩みを抱えているのかよくわか...サイゾーウーマン2018.05.19 ※2019年1月19日初出の記事に追記、編集を加えています。 前のページ1234 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2022/07/26 15:19 楽天 Yahoo セブンネット わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。 発信するほうも受け取るほうも、まずは知ることからスタート 関連記事 自宅を燃やした弟は、ADHDだった――「もっと早くわかっていれば」兄が法廷で語った後悔初体験はインド人、親に内緒で中国人と入籍……刺激を求める「ADHD女子」の恋愛遍歴とは?武田双雲「たぶんぼくもADHD」、大沢樹生「ブラックな撮影」……有名人の問題発言!田村淳、木下優樹菜側から届いた“失礼なLINE”暴露! 「ものすごく気持ちが悪かった」と不快感木下優樹菜、田村淳への激怒動画に指摘続出! マスコミが首を傾げた3つのポイント 次の記事 関ジャニ∞・丸山、改めてメンバーに感謝 >