夏ドラマ最大のトンデモドラマ?

町田啓太『テッパチ!』第3話、集団で罵倒&暴力シーンが物議「ダメでしょ」「シャレにならない」

2022/07/22 15:27
サイゾーウーマン編集部
町田啓太『テッパチ!』第3話、集団で罵倒&暴力シーンが物議「ダメでしょ」「シャレにならない」
主演的には、ぶっちゃけこの展開どうなの?(C)サイゾーウーマン

 劇団EXILEの町田啓太が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『テッパチ!』。7月21日に放送された第3話で、虐待のトラウマに悩む仲間に対して、主人公らが“ショック療法”による荒療治を行う場面がメインで描かれ、物議を醸している。

 完全オリジナルの同作は、町田演じる陸上自衛隊の自衛官候補生である国生宙(こくしょう・ひろし)が、配属された第一班の仲間たちと友情を育み、人とのつながりの大切さを体現していく物語。第3話の世帯平均視聴率は、4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。

「初回は7.6%で発進した同作ですが、第2話は5.6%まで下降し、第3話では“打ち切り圏内”ともいわれる4%台にまで落ち込んでしまいました。同作は『防衛省の全面協力』を謳っており、撮影では自衛官のエキストラ参加や、陸上自衛隊が保有するヘリコプターや車両などが使用されているそうですが、実際の自衛隊ではあり得ないであろう演出重視のシーンが目立つため、『自衛隊の訓練ってこんなにユルいの?』『これに防衛省がOK出してるのが驚き』などと疑問の声も少なくありません」(芸能記者)

※本記事は『テッパチ!』第3話のネタバレを含みます。

 第3話では、物静かな自衛官候補生・武藤一哉(一ノ瀬颯)が訓練中に教官から叱責された際、突然暴れだすという事態が発生。その原因が、過去に父親から虐待を受けていたことによるフラッシュバックであると知った宙(町田)は、武藤に「なら鍛えてやるよ」と宣言。剣道場に第一班のメンバーを集め、「これからこいつを、俺たちでぼっこぼこにする!」と伝え、1時間にわたり集団で武藤に「お前、終わってる!」「生きてる価値ないんちゃうか!?」「人殺してそうなツラしてるもんな!」と罵倒したり、突き飛ばしやビンタなどの暴力行為を行う様子が描かれた。


「剣道場には、偶然通りがかった指導教官の桜間冬美(白石麻衣)もいましたが、第一班の馬場良成(佐野勇斗)が『武藤がどれだけ罵声を浴びたり暴力を受けたりしても、絶対に手を出したりしない。そのための訓練です』『1時間耐えられたら合格。チュウくん(宙のあだ名)がそう決めたんです』と説明すると、すぐに納得。途中から合流した教育隊の中隊長・八女純一(北村一輝)とともに、静かに見守っていました」(同)

 1時間の荒療治が終わると、耐えた武藤に「すげえかっこよかったぞ」と声をかけていた宙。ネット上では「愛情の裏返しに泣けた。これで本当の仲間になったね」「泣きながら罵倒するシーンに感動した。こういう男の友情っていいね」「宙たちの気持ちを考えたら、涙が止まらなかった」と好意的な声が上がる一方で、「なんじゃこりゃ……。素人のショック療法なんて、この時間帯のドラマで描いちゃダメでしょ」「これ、本気にする視聴者がいたらシャレにならないよ。『絶対にマネしないでください』の注意書きを入れるべきでは?」「専門家のいない荒療治は、ただの暴力」と疑問視する声が相次いでいる。

「フィクションとはいえ、暴行と紙一重なシーンだけに、ドン引きしてしまった視聴者も少なくないようです。さらに、4月期に新設されたばかりの“水10”枠は、『今、貴方に必要なのは何系男子?』をコンセプトに若い視聴者をターゲットにしているため、『若い視聴者が鵜呑みにしかねない』と心配するネットユーザーも見られます」(同)

 町田をはじめ、キャストの演技に称賛の声も多い『テッパチ!』。ステレオタイプの根性論を描くために、これ以上、演出がエスカレートしないといいが……。

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最終更新:2022/07/22 15:27
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