皇宮警察とは一体……

愛子さま「クソガキ」呼ばわり報道、天皇陛下と雅子さまの思いは――「人間不信に陥ってもおかしくない」

2022/07/26 09:30
サイゾーウーマン編集部
愛子さま「クソガキ」呼ばわり報道、天皇陛下と雅子さまの思いは――「人間不信に陥ってもおかしくない」
Getty Images

 ここ最近、「週刊新潮」(新潮社)を中心に、各週刊誌で皇族や皇居を守る「皇宮警察」の醜聞が相次いで報道されている。山口孝幸護衛部長と池田好彌警務課幹部が、愛子さまを「クソガキ」呼ばわりしている、また坂下護衛署の署長を務めた人物も、小室圭さんとの結婚騒動で世間を騒がせた眞子さんについて「男を一人しか知らねぇとこうなっちゃうんだな」と悪口を言っていたなど、耳を疑う疑惑が噴出。

 さらには「池田らが気に食わない幹部職員のパワハラ疑惑をでっち上げ退職に追いやった」「本部庁舎内で禁止されている飲酒を行い、ボヤ騒ぎを起こした」「上司と部下のダブル不倫がきっかけで、女性側の夫が練炭心中をした」などなど、皇宮警察の腐敗が次々と世間に晒されている状況だ。今回、皇室ウォッチャーX氏に、この一連のスキャンダルをどう見ているのかを聞いた。

――そもそも「皇宮警察」とは一体どんな機関なのでしょうか?

皇室ウォッチャーX氏(以下、X氏) 皇宮警察は、警察庁に置かれている附属機関の一つで、皇室専属の警察官のことです。天皇皇后両陛下をはじめ、秋篠宮家などの宮家皇族方を護衛したり、皇居や御所、各地方にある御用邸の警備を任せられています。具体的には皇族方が公務で外出する際、皇族が乗られる車の前後に車をぴったりつけて護衛したり、ご訪問先で、例えば爆発物や不審者がいないか事前確認し、公務本番中に皇族方に危険が及ばないよう常に見張るなどしているんです。彼らは公だけでなく、私的なご動静でも稼働しています。

――皇宮警察のスキャンダルが連発しています。皇宮警察の内部腐敗は、一部では以前から有名だったという話もありますが、ご存じでしたか?


X 私は聞いたことがなかったので、驚きとともにあきれる感情が湧いてきました。皇室という日本が世界に誇る一族に仕える警察官ですし、皇室の方々を命をかけてお守りするという使命を抱きながら、日々の仕事に邁進していると思っていたのでショックな報道でしたね。ちなみに皇宮警察は、例年は大卒程度試験に1,000~2,000人ほどの応募があり、その中で採用されるのは、基礎能力試験、課題論文試験、体力検査で優秀な成績を収めた30〜50人程度という狭き門だけに、人格的にも優れた人ばかりだと思っていました。

――ネット上では、皇宮警察幹部らの愛子さまに対する暴言が特に注目を集めています。

X 常日頃から、自分たちが仕えている皇族方にそんな暴言を吐いていたなんて、普通に考えてあり得ませんよね……。愛子さまが学習院初等科時代、よく遅刻をされていたことから、山口護衛部長らが「クソガキ」呼ばわりしていたと報じられていますが、それは学内に乱暴な児童たちがいたからという理由があります。

生まれてきてくれてありがとう 愛子さまの二年間