清原和博の元妻・亜希がバラエティ出演! 「過去」をイジられる彼女が、テレビ界で活躍しそうなワケ
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今週の有名人>
「ね、意地悪でしょ」亜希
『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』(7月12日、日本テレビ系)
7月10日に行われた参院選は、予想通り、自民党の圧勝だった。岸田内閣はしばらく安泰ということだが、岸田文雄氏が総理大臣就任当時、「東大を3度落ちた」エピソードを繰り返し語っていたことをご記憶だろうか。
岸田氏が2浪して東大を目指したものの合格せず、結局、早稲田大学に入学したことは事実である。しかし、就任早々このエピソードを披露したことには、「さすが政治家だ」と思った。
選挙で「選ばれる」ことを生業とする政治家は、究極の人気商売といってもいいだろう。ということは、国民に愛される必要があるが、今ウケる人は、どこか“抜け感”のある人、もしくは“抜け感”を躊躇なく見せられる人だと思う。そのことで、大衆に「私と似ている」「私にもその気持ちがわかる」と親近感を抱かせられたら、勝ちといえるのではないか。
岸田総理の家は、祖父の代から政治家一家だが、こういう「名門家庭に育った」ような人は、今の時代にはあまりウケないように思う。しかし、岸田総理は自分から「東大に3度落ちた」と“抜け感”をアピールすることで、親しみを獲得しようとしたのだと感じた。
岸田氏の妻・裕子夫人も、親しみを獲得するためにひと肌脱いだといえるのではないか。岸田氏が自民党総裁に就任した夜、夫人は夫の好物の広島焼を作り、岸田氏はTwitterにその画像をアップしていた。そこにはお好み焼きのソースが映り込んでいて、よく見ると賞味期限が切れているのだ。自民党総裁ともあろう人が、祝いの夜にお好み焼きという庶民的な食べ物でお祝いをし、しかも賞味期限の切れたソースを使っている。これは人々に親しみを感じさせる、典型的な“抜け感”といえるだろう。
人気者の条件が「抜け感によって、人に親しみを与えること」だとするのなら、チャンスが来ているのではないかと思う人がいる。モデルの亜希だ。彼女はモデルなので、テレビを主戦場としてこなかったが、6月14日放送の『一撃解明バラエティ ひと目でわかる』(日本テレビ系)で5年ぶりにテレビ出演し、7月12日放送回にも登場。レギュラー陣とともに「観葉植物の見分け方」を学んでいた。
同番組レギュラーのバイオリニスト・高嶋ちさ子とは、「5年連続、一緒にお正月を過ごした仲」だそう。2人はかつて『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した際、マンションのお隣さんだったと話していたことがあるから、長い付き合いなのだろう。
高嶋の家は観葉植物だらけだが、亜希の家はフィカスウンベラータが「一鉢ある」「ずっと20年(ある)」とのこと。それを聞いた高嶋が「あんな時も、こんな時も?」とイジられ、亜希は「ね、意地悪でしょ」と言っていた。