『バチェロレッテ2』ep.2レビュー

『バチェロレッテ2』ep.2、尾崎美紀さんに説教する男性登場! 「絵本作家・のぶみ」に通ずるモヤモヤポイント

2022/07/11 14:27
加古りえ(ライター)

『バチェロレッテ2』カクテルパーティーで迷走する男性たち

 カクテルパーティーでは、爪痕を残そうと男性陣が迷走し始める。前回のパーティーでずっと刺繍をしていた阿部大輔さん(40歳、デザイナー)も、「今回こそは」と尾崎さんの周りをウロウロ。ほかの男性と話している間に「そろそろ……」と割って入り、「ちょっと待ってね」と断られても近距離で待ち続け、ツーショットタイムをゲットしていた。不器用な最年長、頑張ってほしい!

 澤井一希さん(25歳、モデル)は、「好きな食べ物教えてください」という質問で、貴重なツーショットタイムを浪費。尾崎さんに「本当に食べ物の話で大丈夫?」と確認されても「大丈夫です!」と貫き、「お餅・白玉・お母さんのから揚げ」とベスト3を聞き出すことに成功。「お母さんのから揚げ、僕も6位です!」とうれしそうだった。
 
 最も迷走していたのは、ミステリアスキャラ・佐藤駿さん(30歳、映像監督)。「今のオミちゃんって素のオミちゃんですか? 作られてる感じがする」とお説教モード。「話してるときは素」と答えた尾崎さんに、「完璧にしようとしてるオミちゃんはかわいいんだけど、俺は中途半端な旅はしたくない。1人の女性の尾崎美紀と旅をしたい」と上から目線で言い募り、尾崎さんの表情を曇らせた。

 “仕事もプライベートもキラキラしている女性=強がっている”という固定観念を持っているように聞こえる佐藤さんの発言。大炎上した絵本作家・のぶみの作詞曲「あたしおかあさんだから」にある、「一人暮らししてたの おかあさんになる前 ヒールはいて ネイルして 立派に働けるって強がってた」という歌詞に通ずるものを感じた。モヤッとした視聴者も多かったのではないだろうか。

にんげんごみばこ / のぶみ