カルチャー
[女性誌レビュー]「婦人公論」2022年7月号

復帰した伊藤健太郎が「婦人公論」で語った“反省の日々”に思うこと

2022/06/27 17:30
島本有紀子(ライター)

 今月号には、伊藤健太郎のインタビューも掲載されていました。20年10月の“ひき逃げ未遂”の不祥事から、公開中の『冬薔薇(ふゆそうび)』で映画に復帰した彼が、活動自粛中の反省の日々、復帰への戸惑いと喜び、俳優としての目標などを語る“THE復帰インタビュー”で、殊勝な言葉が並んでいます。

 事故後初のファンミーティングでは約500人ものファンクラブ会員が集まったそうで、根強いファンがいる様子。復帰作で共演した小林薫や伊武雅刀らと食事した話、石橋蓮司から「芝居はいい」と褒められたエピソードも語られていて、年上・目上の人に可愛がられやすい人柄のようです。「婦人公論」でインタビューに応じたのも、そのあたりを考慮したのでしょうか。

 確かにこのインタビューを読んでいると彼が好青年に見えてきて、「まだ24歳なんだから頑張って!」という気持ちになってきました。戦略がうまいバックが付いていそうな伊藤健太郎の今後が気になります。

島本有紀子(ライター)

女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。

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最終更新:2022/06/27 17:30
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