トム・ハンクス、「何様だ!」放送禁止用語でファンにブチギレ! 怒鳴る姿にネット上騒然
ハリウッドで一番“いい人”ともいわれているトム・ハンクス(65)が、34年連れ添う妻リタ・ウィルソン(65)が出待ちファンやパパラッチに押され、転びかけたことに逆上。「ファックオフ!」と激怒した様子がメディアで伝えられ、ネット上から「あの温和なトムが!」と驚きの声が上がっている。
ここ最近、新作映画『エルヴィス』のプロモーションのためメディア露出が増えているトム。6月初めにオーストラリアで行われたプレミア上映では、マイクを持つ右手が小刻みに震えており、「ハードスケジュールで持病の糖尿病が悪化しているのでは」「コロナの後遺症なのかも」などと心配する声が上がったが、現在も精力的にプロモーション活動を行っている。
そんなトムが現地時間6月15日夜、妻のリタと一緒にニューヨークの人気和食店「Nobu」から笑顔で出てきたところをパパラッチやファンに囲まれた。トムは最初、出待ちしていたファンに手を合わせ「ありがとう」というジェスチャーをしていたが、周囲を取り囲まれると表情が硬直。よろけて悲鳴を上げたリタに目配せをされると、そばにいた男の胸を押し、「よくも俺の妻に! 下がれ!」とFワードを交えながら激怒した。眉間にしわを寄せながら怒りに満ちた顔で、「俺の妻を倒そうとするなんて何様だ!」と言い放ったのだ。
ナイスガイのトムから罵声を浴びせられると夢にも思っていなかったのか、ファンもパパラッチもフリーズしてしまい、「ソーリー、トム……」と謝罪する声が上がることに。しかし、ムッとした表情のトムは何も言わずにリタと車に乗り込み、振り返ることなく、その場を去っていった。
この一部始終を撮影したパパラッチ動画がメディアで伝えられると、ネット上は「あのトムが怒鳴っている!」と騒然。「年齢的にプロモーションツアーは疲れるのだと思う」「ぶしつけなファンやパパラッチに追いかけ回され、うんざりしているのだろう」「リタに『なんとかしてよ!』と目で訴えられ、ついつい声を荒げてしまったのでは」などと同情する声が多数上がった。
翌日、トムは、深夜トーク番組『ザ・レイト・ショー』(CBS)に出演したが、ファンとパパラッチに激怒した一件は話題に上がらず。「イメージを傷つけたくないから、話題にしないでくれと番組に頼んだのだろう」「なんだか不自然。健康状態が悪くてイライラしているのかな……」などと推測する声も上がっている。
穏やかな性格で、リタとの間に生まれた次男チェットが世間を騒がすような問題行動を繰り返しても、勘当することなく見守り続けているトム。20年3月にリタと夫婦で新型コロナウイルスに感染した時はすぐに公表し、医療スタッフに感謝する声明を出すなど“いい人”っぷりを発揮し、「さすが正直でいい人」だと話題になった。
そんなナイスガイとして知られるだけに、今回のブチギレ姿にネット上は騒然としたのだろう。新作映画で演じるのはエルヴィス・プレスリーの悪名高いマネジャー、トム・パーカー大佐役のため、「役に入り込み、柄にもなくカッとしたのかも」といった見方をするファンもいるようだ。
何かと注目されているトムが出演する『エルヴィス』の日本公開は7月1日の予定となっている。